沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 松川こども園

ページ番号1006868  更新日 2024年1月11日

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基本情報

  1. 事業所名:那覇市認定こども園 松川こども園
  2. 経営主体:社会福祉法人弘文会
  3. 所在地:沖縄県那覇市松川1-7-1

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.職員の人材確保が効率化し、人材の定着率が向上している

法人の事業計画には、職員の人材確保・育成・定着に向けた取組が記載されている。効果的な人材確保対策が実施された。求める人材像を明確にし、キャリアのある人材確保と職員による紹介を推奨した結果、人材確保のコストダウンに繋がった。人材の定着のために職場環境改善の一環として、メンタルヘルスマネジメントを3年前から導入している。外部業者に委託し、年に2回チェックを行い、フィードバックに基づいた職場環境の改善に取り組み、定着率の向上につながっている。

2.地域の専門機関・社会資源との深い連携のもとで教育・保育が展開されている

こども園では、気になる状況が見られる子どもについて近隣の小学校や民生児童委員、こども発達支援センター等と慎重に連携を図りつつ、必要な支援を模索している。入園前に保護者から聴取するアセスメントに続き、入園後も日々の子どもや家庭の状況に気を配り、子どもの利用する外部機関がある場合は情報交換を行って、卒園後の子どもの健やかな成長を重視し長期的な視点から教育・保育を展開している。

改善を求められる点

1.災害時等における業務継続計画の作成が望まれる

様々な災害の想定により子どもの避難訓練実施や、災害時は地域の避難所となる協定を行政と締結し、必要な計画が作成されている。今後、災害時等における避難先としての役割と、こども園としての業務継続についてどのように両立を図っていくか整理する必要がある。新型コロナウイルス流行時も含めた様々な状況を想定し、職員が出勤できない中で園の機能をどこまで、どのように維持していくか等について具体的な計画が検討・準備されることが望まれる。

2.中・長期計画の整備

こども園では、把握した経営状況を分析し明確になった課題解決のために、5か年計画を策定している。計画は、設備整備・人材育成・職員研修・地域貢献・災害対策等の項目毎に策定している。理念・基本方針の実現に向けた取組につなげるために、現在の項目を見直しし評価基準を策定することと、計画達成のために予算化を行うことが望まれる。

3.苦情受付体制の整備

こども園では、法人が設定した苦情解決体制について公表し、保護者に対しても入園時の重要事項説明書にて説明を行っている。園長は毎月、第三者委員に対して苦情受付状況の報告を行い、必要な対策を検討、掲示板で公表している。現在の苦情受付体制においては、重要事項説明書に第三者委員への連絡先が明示されていないことから、今後の改善が望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

今回2回目の第三者評価受審。職員の入れ替わりもあり、心機一転の気持ちで職員一同、協力して話し合いや勉強会、研修を通して新たに学ぶ機会を得ることができました。今回受審したことにより、園として評価して頂いたこと、改善が必要なことが明確にわかったので、次へのステップと努めてまいりたいと思います。又、保護者のご意見を大切にしながら、安心して預けられる園、地域に根付き、そして子どもたちがのびのびと笑顔で思いっきり夢中で遊べるよう、教育・保育の工夫や改善をしながら日々取り組んでいきます。

第三者評価機関

一般社団法人 沖縄県社会福祉士会

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
電話:098-866-2164 ファクス:098-866-2569
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