平成14年第7回議会（臨時会）で可決された意見書・決議

意見書1件

議決年月日	件名	議決の結果	備考
平成14年11月11日	米軍MC-130輸送機からのこん包物落下事故に関する意見書	原案可決	全会一致

決議1件

議決年月日	件名	議決の結果	備考
平成14年11月11日	米軍MC-130輸送機からのこん包物落下事故に関する抗議決議	原案可決	全会一致

米軍MC-130輸送機からのこん包物落下事故に関する意見書

去る10月25日午後6時15分ごろ、伊江村字西江前で農作業中の女性からおよそ100メートル離れた牧草地に米軍のプラスチック製の水タンク3個を詰めた約60キログラムのこん包物がパラシュートが開かないまま落下する事故が発生した。
幸い人身等への被害はなかったものの、落下事故現場は米軍の伊江島補助飛行場から約600メートル離れた民間地域であり、牧草地として利用されている場所で、周囲には民家も多数あることから、一歩間違えば人命にかかわる重大な事故につながりかねず、地域住民及び県民に大きな衝撃と不安を与えている。
また、事故発生後、米軍からの通報が大幅におくれたことは極めて遺憾である。
米軍航空機からの器物等の落下事故については、本県議会はその都度、米軍や関係機関に事故の再発防止、綱紀粛正及び速やかな情報提供等を強く要請してきたにもかかわらず、今回このような事故が発生したことは、米軍の演習・訓練における安全管理のあり方に強い不信感を抱かざるを得ないもので、到底容認できるものではない。
よって、本県議会は、県民の生命・財産の安全を守る立場から、今回の事故に対し厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要請する。

記

1　事故原因が究明されるまでの間、米海兵隊伊江島補助飛行場における降下訓練を中止すること。
2　米海兵隊伊江島補助飛行場における物資投下訓練を廃止すること。
3　事件・事故が発生した場合には関連する情報を直ちに県民に明らかにすることができるよう連絡・通報の徹底を図ること。
4　事故の原因を徹底的に究明して事故の再発防止及び県民の安全確保を図るとともにその結果を速やかに県民に明らかにすること。
5　演習内容の通報に当たっては、日時、時間帯、使用する演習場名、使用する機器の種類等詳細な内容が記載されるよう徹底すること。
6　日米地位協定を抜本的に見直すこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成14年11月11日

沖縄県議会

内閣総理大臣
外務大臣
防衛庁長官あて
沖縄及び北方対策担当大臣
防衛施設庁長官 

米軍MC-130輸送機からのこん包物落下事故に関する抗議決議

去る10月25日午後6時15分ごろ、伊江村字西江前で農作業中の女性からおよそ100メートル離れた牧草地に米軍のプラスチック製の水タンク3個を詰めた約60キログラムのこん包物がパラシュートが開かないまま落下する事故が発生した。
幸い人身等への被害はなかったものの、落下事故現場は米軍の伊江島補助飛行場から約600メートル離れた民間地域であり、牧草地として利用されている場所で、周囲には民家も多数あることから、一歩間違えば人命にかかわる重大な事故につながりかねず、地域住民及び県民に大きな衝撃と不安を与えている。
また、事故発生後、米軍からの通報が大幅におくれたことは極めて遺憾である。
米軍航空機からの器物等の落下事故については、本県議会はその都度、米軍や関係機関に事故の再発防止、綱紀粛正及び速やかな情報提供等を強く要請してきたにもかかわらず、今回このような事故が発生したことは、米軍の演習・訓練における安全管理のあり方に強い不信感を抱かざるを得ないもので、到底容認できるものではない。
よって、本県議会は、県民の生命・財産の安全を守る立場から、今回の事故に対し厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。

記

1　事故原因が究明されるまでの間、米海兵隊伊江島補助飛行場における降下訓練を中止すること。
2　米海兵隊伊江島補助飛行場における物資投下訓練を廃止すること。
3　事件・事故が発生した場合には関連する情報を直ちに県民に明らかにすることができるよう連絡・通報の徹底を図ること。
4　事故の原因を徹底的に究明して事故の再発防止及び県民の安全確保を図るとともにその結果を速やかに県民に明らかにすること。
5　演習内容の通報に当たっては、日時、時間帯、使用する演習場名、使用する機器の種類等詳細な内容が記載されるよう徹底すること。
6　日米地位協定を抜本的に見直すこと。
上記のとおり決議する。
平成14年11月11日

沖縄県議会

駐日米国大使
在日米軍司令官あて
在日米軍沖縄地域調整官
在沖米国総領事