さとうきびを植えるときの苗選び
- さとうきびは栄養繁殖の作物です。タネではなく、茎を植えて栽培します。
- いい苗か悪い苗かで、発芽率に差が出ます。この差が、新植時だけでなく次の株出栽培の収量にも影響します。
- できれば、苗圃(苗を育てるための畑)で育てた苗にしましょう。
良い茎の選び方
1.硬化芽子(こうかがし)を除いた茎
10ヵ月以上生育している茎は、さとうきびの下のほうの芽が硬くなって発芽しづらくなっています。できれば硬い芽は避けましょう。
2.芽子が伸びていない茎
すでに芽が伸びていると、土に植えた時に芽が欠けることがあります。
3.(理想は)節間が10~15cm程度で、太い茎
芽に栄養を十分に供給できるような大きさがいいでしょう。
4.変色しておらず、害虫痕などがない茎
メイチュウなどの食害や侵入した痕がないか、確認しましょう。
5.罹病していない健全な茎
黒穂病やモザイク病、わい化病などが発生した畑からは採苗しないでください。
6.採苗時に出穂していない茎
苗を採る時点で穂が出ている茎からは、芽が出にくくなっています。苗を取る茎や場所によって、発芽率が変わります。
次の株出栽培でも高単収を得るために、新植時の発芽を大事にしたいですね。
詳しくは、さとうきび栽培指針をご覧ください
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