再生水利用下水道事業
事業の目的
沖縄県は、国際都市、観光立県を目指しており、豊かな自然環境の保全や安定した水資源を確保して、渇水のない地域社会を作ることを大きな目標に掲げています。
水は貴重な資源です。街の中に安定して存在する下水処理水は、街でつくることが出来る数少ない資源であり、有効利用していく必要があります。その処理水の一部を高度処理し、新しい水資源としてトイレ洗浄用水や散水用水などの雑用水として有効に利用する事業を沖縄県と那覇市が共同で実施しています。この事業は那覇浄化センターから那覇新都心地区を中心とした地域に再生水を供給します。
高度処理の流れ
高度処理について詳しく知りたいかたは、スイスイ(上の図)をクリックしてください。新しいウィンドウが開きます。
事業位置図
事業の概要
- 事業開始年度
- 平成10年度~
- 供用開始
-
- 平成14年4月1日(那覇新都心地区、送水管周辺地区)
- 平成24年5月11日(沖縄県庁周辺地区)
- 事業主体
- 沖縄県・那覇市
- 供給地域
- 那覇新都心地区、送水管周辺地区、沖縄県庁周辺及び那覇空港地区
- 計画水量
- 1350立方メートル/日(能力)(需要量)
- 処理方法
- 生物膜ろ過+オゾン処理+塩素滅菌
- 利用用途
- トイレ洗浄用水、散水用水
- 総事業費
- 24億円
供給地域
再生水は、那覇新都心地区及び送水管周辺地域の公共施設や延床面積3,000平方メートル以上の商業・業務施設などへの雑用水(トイレ用水・散水用水)として供給されています。
高度処理施設
施設詳細
- 原水槽
-
55.8立方メートル×1槽
- 生物膜ろ過槽
-
58.5立方メートル/日×4槽
- 処理水槽
-
106立方メートル×1槽
再生水施設
- オゾン発生器
- (1.0kgO3/時)×2基
- オゾン反応槽
- 接触時間20分×2槽
- 再生水貯水槽
- 279立方メートル×1槽
- 次亜塩素酸ソーダ注入装置
- 13~130ミリリットル/分
那覇浄化センター高度処理施設
外観
詳細図
再生水用蓋
再生水の水質
再生水は二次処理水を高度処理し、下記の基準を満たした安全な水です。
- 大腸菌
- 検出されないこと
- pH
- 5.8~8.6
- 臭気
- 不快でないこと
- 色度
- 不快でないこと
- 残留塩素
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遊離残留塩素0.1ミリグラム/L以上又は結合残留塩素0.4ミリグラム/L以上
再生水についてもっと知りたい方へ
再生水を利用したい方は、那覇市上下水道局まで連絡をしてください。
那覇市の再生水についての情報
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 土木建築部 下水道課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟11階(南側)
電話:098-866-2248 ファクス:098-866-2394
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。