令和6年8月8日　第2回沖縄空手少年少女世界大会　知事あいさつ

　挨拶に先立ちまして、一言申し上げます。

　去る8月3日に沖縄県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者の伊波清吉先生が御逝去されました。大会実行委員会を代表しまして、心より御冥福をお祈り申し上げます。

　それでは改めまして、第2回沖縄空手少年少女世界大会の開催にあたり、御挨拶申し上げます。

　ようこそ「空手発祥の地・沖縄」へお越しいただきました。

　沖縄で生まれ育まれた空手は、世界中に広まり、現在では、世界190ヶ国余り、1億3千万人もの空手愛好家がいるといわれているほど普及しています。

　本大会は、先人たちが体系化し、受け継いできた沖縄空手の技や精神性を継承し、ひいては沖縄伝統空手及び古武道の将来にわたる振興を目的として開催いたします。

　今回は、29の国と地域から、競技大会に約1,500名、沖縄空手セミナーに約450名もの空手愛好家が参加いたします。

　競技大会では世界中の子どもたちが同世代の仲間たちとの交流を深められるとともに、これまでの稽古の成果を存分に発揮されることを期待しております。

　また、沖縄空手セミナーに参加される皆様が講師や受講者同士の親睦を深め、実り多い大会となることを願っております。

　本大会では、初の試みとして、沖縄空手を体験できる沖縄空手フェスティバルを開催いたします。

　空手愛好家以外の皆様もフェスティバルを通して空手の魅力にふれ、興味を持つきっかけとなることを期待しております。
　結びに、本大会の開催にあたり御尽力を賜りました各専門部会の空手家の皆様及び大会関係者の皆様並びに沖縄ディーエフエス株式会社をはじめとする寄付・協賛企業等の皆様に、心より感謝と御礼を申し上げるとともに、選手の皆様の御健闘を祈念して挨拶といたします。

　いっぺー　にふぇーでーびる。
　ありがとうございました。

　令和6年8月8日
　沖縄空手世界大会実行委員会
　会長　沖縄県知事　玉城デニー