令和5年8月10日　ゆいレール開業20周年記念式典及び3両編成車両出発式　知事挨拶

はいさい、ぐすーよー　ちゅーうがなびら。
ゆいレール開業20周年記念式典及び3両編成車両出発式の開催にあたり、御挨拶を申し上げます。
御来賓の皆様並びに関係者の皆様には、猛暑の中ご臨席を賜りまして、心より感謝申し上げます。
本日、こうして沖縄都市モノレール「ゆいレール」の開業20周年式典及び3両編成車両出発式が開催できることを、大変光栄に思います。

さて、ゆいレールは、今からちょうど20年前の平成15年8月10日に、本県における戦後初の軌道系公共交通機関として運行を開始しました。
この20年間で、ゆいレールが県民や観光客等、多くの方々に愛され、定時・定速性に優れた公共交通機関として浸透していることは、誠に喜ばしい限りでございます。
これも、沖縄都市モノレール株式会社の御尽力並びに内閣府及び国土交通省を始めとする関係者各位の御支援の賜物であり、この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。

また、開業以来、ゆいレールの利用者数は好調に増加し、令和元年度には過去最高となる一日当たり5万5千人超えを達成しており、今後、利用者のさらなる増加に対応するため、3両編成車両導入に取り組んでまいりました。
一方、新型コロナウイルス感染症の影響により一時期利用者数が落ち込みましたが、令和4年度末には一日当たり4万6千人を超えるまで回復しており、今後ますます利用者が増えていく見込みでございます。
そのような状況のなか、本日、20周年の記念日に3両編成車両の運行を開始できますことは、喜びに堪えません。

沖縄県としましては、県民や観光客に向け快適な公共交通を提供するため、関係機関と連携し、引き続き3両編成車両導入に向けた環境整備を推進してまいりますので、皆様方のお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

結びに、これからのゆいレールの益々の発展と、御臨席を賜りました関係者各位のますますの御健勝、御活躍を祈念申し上げまして、御挨拶といたします。

令和5年8月10日
沖縄県知事　玉城 デニー