結核と診断されたら
結核と聞いて、驚いたり不安になると思いますが、結核は、きちんと治療することで治る病気です。
早期発見であれば、周囲の人に感染させる可能性がなく外来治療となりますが、周囲の人に感染させるまでに進行した状態であれば、入院治療となります。
結核と診断されても、6ヶ月(または9ヶ月)毎日きちんと薬を飲み続ければ治ります。
ただし、不規則な服薬や、症状がなくなったからといって治療途中で服薬をやめてしまうと、結核の薬が効きにくい結核菌(耐性菌)になり、治療が難しくなってしまいます。
結核と診断されたら、主治医の指示に従い、治療終了まで薬を飲み続けることが大切です。
保健所や医療機関では、患者さんがきちんと薬を飲み終えられるよう服薬支援(DOTS)を行っています。治療を続けている間に、疑問に思うことや困ったことがあった場合には、相談してください。
結核の治療
結核を発病しているときの治療
3種類から4種類の抗結核薬を内服します。
標準的な治療期間は6ヶ月(または9ヶ月)です。(治療期間は結核の病状や合併症、薬の種類等により変わります)
潜在性結核感染症の治療
結核菌に感染した(菌の休眠状態)後、結核発病のリスクが高い、糖尿病・HIV患者・免疫抑制剤・副腎皮質ステロイド剤等を使用している方などの発病のリスクを下げるための治療です。1種類の抗結核薬を6ヶ月(または9ヶ月)、内服します。
結核医療費の公費負担
結核の医療については、結核患者が安心して治療を受けることができ、結核のまん延防止に繋がるよう、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」の規定により、結核と診断され治療が必要となった方は、結核にかかる医療費について公費で負担する制度があります。[申請主義]
必要な手続きについては、診断した医療機関や保健所から案内いたします。
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 南部保健所
〒901-1104 沖縄県島尻郡南風原町宮平212
電話:098-889-6351 ファクス:098-888-1348
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