身近な人が結核になったら
身近な人が「結核」と診断され、治療をしていると聞いて、驚きや不安など様々な感情を抱いていると思います。しかし、結核は適切な治療を受けることで治る病気です。
また、結核患者がすべて人に感染させるわけではありません。結核は、たんの中に結核菌が含まれていると、人に感染させる恐れがあります(人から人へ、空気感染)が、肺結核であっても早期発見であった場合や、肺以外の臓器で発病した場合は、人に感染させることはありません。
保健所では、医療機関から結核診断の報告を受けた場合、感染症法に基づき、結核患者の病状や家族や身近な人など接触のあった方と「いつ、どんな接触をしたか」など調査をおこないます。
調査の結果、結核に感染している可能性があると判断された接触者を対象に、結核の感染や発病を確認するために“接触者健康診断受診“の連絡をおこない、保健所にて無料で検査を実施しています。
(※ 結核の症状である「長引く咳やたん」、「倦怠感」、「微熱」、「体重減少」、「胸痛」などが2週間以上続いている場合には、早期発見・早期治療のため、医療機関への受診をお勧めします。なお、受診の際には結核患者との接触があったことを医師に伝えてください。)
接触者健康診断
目的
感染源と感染経路の探索
結核は人から人へ感染する病気です。結核患者も別の誰かから感染し発病しています。周囲に発病した人がいないか確認します。
二次感染対策
接触者の中から発病者や感染者を早期発見し、治療に繋げます。
検査内容
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ツベルクリン反応検査
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皮内注射を行い、結核菌に感染しているか判断する検査
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IGRA検査
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結核菌に感染しているか判断する血液検査
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胸部エックス線検査
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結核が発病しているか判断する画像検査
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喀痰(たん)検査
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たんの中に結核菌がいるか判断する検査
※接触状況や対象の方の年齢により検査項目は異なります。
南部保健所における接触者健康診断
保健所では、結核患者の家族や接触者に対し、結核に関する不安等についての相談を行っています。お気軽にご相談ください。
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実施日・時間
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毎週水曜日 午後1時から午後3時
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場所
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南部保健所 結核相談室 8番窓口
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お問い合わせ
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南部保健所 健康推進班 電話:098-889-6591
参考(感染と発病)
結核を発病するのは感染した人の10人に1~2人程度と言われており、一生発病しない人もいます。
結核菌が体内に入っても(感染しても)、身体の免疫力の働きによって結核菌の増殖が抑えられている間(休眠状態)は発病しません。
免疫力が低下すると、結核菌の増殖が活発になり、病巣をつくると結核になった(発病した)といいます。
結核を発病しやすい人
- 高齢により免疫力が弱まったとき
- 乳幼児や年少者(重症化しやすい)
- 糖尿病患者、HIV感染者、腎透析患者
- 免疫抑制剤・副腎皮質ステロイド剤等を使用している人
参考(関連リンク)
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 南部保健所
〒901-1104 沖縄県島尻郡南風原町宮平212
電話:098-889-6351 ファクス:098-888-1348
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。