水産環境整備事業とは

ページ番号1011027  更新日 2024年1月11日

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水産生物の生活史に対応した良好な生息環境空間の創出及び水域・漁港区域の環境保全対策などを行います。沖縄県では現在、浮魚礁漁場の整備を中心に行っています。

パヤオとも呼ばれる浮魚礁は、海岸から20海里(約40km)程度の沖合、水深1000~1500mの海底に沈めたアンカーに係留索でつながった巨大な「浮き」のようなものです。マグロなどの回遊魚が流木や流れ藻などの周囲に滞留する習性を利用し、浮魚礁の周囲に集まった回遊魚を効率的に漁獲することで、漁場探索時間・操業時間の大幅な短縮と、漁船燃油の消費節減が可能となりました。

沖縄県では平成19~23年度の[旧事業名]広域漁場整備基本計画(琉球地区)により、16の漁場に42基の浮魚礁(中層型39基、FRP製表層型3基)を整備しました(整備予定含む)。平成18年度までに敷設されたものと合わせ、約70基の県営浮魚礁が漁業者に利用されています。平成24~28年度の水産環境整備事業基本計画(琉球II地区)では、敷設後、耐用年数10年を経過する中層型浮魚礁の順次更新と、一部地域で表層型浮魚礁の新設を行う予定です。

また平成21年~25年度にかけて市町村が事業主体となり、地先海域に敷設した(する)中層型浮魚礁も本事業に
よるものです。

写真:浮魚礁の種類と浮魚礁に集まる魚
浮魚礁の種類・浮魚礁に集まる魚

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