フレッシュ教員からのメッセージ(八重山)

採用されてまだ間もないですが、ガッツと子どもたちへの思いは誰にも負けないルーキーたちから教諭を目指す方々への熱いメッセージです。

「笑顔満開」　八重山地区小学校で採用の島袋教諭

石垣市立登野城小学校　島袋　春香

 

　これは私がモットーとしている言葉です。なぜこの言葉を選んだかというと、笑顔溢れる楽しいクラスにしたい、1年間子ども達や先生方とたくさん笑って過ごしたいという思いがあったからです。
　4月から担任をもつことは初めてで、期待と不安が入り交じる複雑な気持ちで新学期を迎えました。1学期は自分の仕事をこなすことに必死で、笑顔どころか毎日疲れた顔をしていたと思います。教材研究も充分に時間がとれず授業が上手くいかないことで落ち込む日もありました。
　そんな時、クラスの児童から「先生、笑顔！」と言われました。それは普段から、子ども達がトラブルになりそうな時や口調が強い時に、私が口癖のように言っていた言葉でした。児童にかけられた言葉で、自分自身が児童との関わりや授業を楽しむということを忘れていたことに気がつきました。また、自分のことでいっぱいで子ども達の成長やよさを見逃しているような気がしました。
　それからは、子ども達の小さな成長でもたくさん褒めたり、素敵なところを伝えたり一人一人に丁寧に目を向けるように意識しました。すると、クラスではお互いの認め合いや助け合いが増え、1学期よりも笑顔の輪が広がっていきました。また、「苦手だけど挑戦してみたい！」「こんなことがやってみたい！」「なんかできそうな気がする！」など子ども達の意欲や自主性が高まっていきました。修了式を目前としている今、1年間を振り返ると子ども達と笑った思い出がたくさんあり、とても幸せな1年だったなと感じています。
　最後になりますが、いつも温かく見守り励ましてくださいました校長先生をはじめとする登野城小学校の先生方、拠点校指導教員の先生、校内指導教員の先生、初任者研修に携わっていただいた多くの方々のサポートがあったからこそ、この1年間を楽しく過ごせ、成長できた私がいると実感しています。また、初任研の同期の先生は私にとってとても心強い存在でした。互いに学び合い、切磋琢磨することができました。そして、3年2組の子ども達とは共に笑い、泣き、学び合うことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
　これからの教員人生でも「笑顔満開」をモットーに、子ども達と笑顔の花をたくさん咲かせていけるように日々精進していきたいと思います。