フレッシュ教員からのメッセージ(那覇)

ページ番号1008606  更新日 2025年1月22日

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採用されてまだ間もないですが、ガッツと子どもたちへの思いは誰にも負けないルーキーたちから教諭を目指す方々への熱いメッセージです。

「出会いが学び」 那覇地区小学校で採用の川村教諭

那覇市立安謝小学校 教諭 川村 和幸

「これから教師を目指す方々へ」

写真:川村教諭

 コロナウイルス感染症が拡大した2020年。私は浦添市の小学校に採用され、5年生の担任として教師生活をスタートしました。大学を卒業してすぐの採用だったため、教師の仕事に不安と期待を持って迎えた4月、たくさんの悩みと成長があったことを今でも覚えています。初めて行う児童の前での授業は、学生の頃経験してきた模擬授業とは大きく異なり、伝えることの難しさや準備の大変さを感じました。「何が分からないのかが分からない、何を準備したら児童は興味を持って授業に参加できるか分からない」そんな気持ちを持ちながら、一年間必死に過ごしました。特に、児童との関わり方が難しく、一緒に盛り上がる時、相談を聞く時、何かトラブルがあった時など、「どのように関わればよいのか?」と常に考え、悩む1年でした。
 また、教師の仕事には授業以外の仕事があることも初めて知り、生徒指導や様々な研修、校務分掌(担任の仕事以外の役割)、事務作業など授業以外の仕事も多く、失敗を繰り返し、なかなかうまくできなかったことを今でも思い出します。こんな私に変化が現れたのは、体育「走り高跳び」の授業の時でした。学生時代、陸上競技をしていたため、走り高跳びについては詳しく、児童の実態にあった授業を行うことができ、その授業での児童の反応や行動は普段の授業とは異なる姿が見られました。その経験から、「自分の得意な事や趣味を活かして授業をしてみよう!」と考えるようになり、アニメのキャラクターやスポーツ、小説など自分の得意や趣味を活かした授業の工夫を行い、児童の興味関心を高められるようになりました。学生時代に経験した得意なことや趣味が教師になって活かせるということは自分の中での大きな自信に変わり、学生時代に好きなことをたくさん取り組むことの大切さを改めて考えました。これから、教師を目指すみなさん。学校では、自分の得意なことや趣味を活かして授業をすることもできます。今、自分のやりたいことにたくさん挑戦して、学校において皆さんの新しい価値観・考え・学びを一緒に伝えていけると嬉しいです。私は、これからも児童と共に学び続ける教師として頑張っていきます。
 

「学び続ける先生方へ」

写真:保坂教諭2
 私は、浦添市の小学校で採用されて5年目となり、現在は那覇市の小学校で5年生の担任をしています。過去の4年間でコロナウイルス感染症の制限も緩和され、学校でも行事や授業において様々な活動ができるようになりました。振り返ると私は、採用からこれまでの間で大きく成長したことが2つあります。
 1つ目は、校務分掌で得意を活かせるようになったことです。先生方にはそれぞれ得意・不得意なことがあると思いますが、私はICT機器が好きなため、ICTの活用方法を学び現在、情報主任として得意を活かして過ごしています。得意なことは学ぶ意欲も高く、他の先生方の実践から得たことを自分の実践に取り入れたり、新しいことに取り組んだりと成長している実感が得られます。これからも、得意なことで知識を広げ実践に活かしていきたいです。
 2つ目は、たくさんの先生方との出会いで学びが増えたことです。同じ小学校の先生方だけではなく、研究会に参加することで他の小学校の先生方との交流も増え、教科の指導方法を学んだり、学級経営や校務分掌に関わることを学んだりすることができました。この出会いが自分にとって一番の成長に繋がっていると思います。たくさんの先生方の専門とする知識を聞き、自分の実践に活かし、相談することで自分の価値観が大きく変わった4年間でした。これからも研究会等で学び続け、他の先生方にも伝えられる存在になりたいです。
 まだまだ働き始めたばかりの教師ですが、自分の得意を活かした業務・授業改善を行い、研究会でたくさんの先生方と出会い・学び、「この人と一緒に働きたい」と思われるような教師に私はなりたいと思います。

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