フレッシュ教員からのメッセージ(島尻)

採用されてまだ間もないですが、ガッツと子どもたちへの思いは誰にも負けないルーキーたちから教諭を目指す方々への熱いメッセージです。

島尻地区小学校で採用の上原教諭

糸満市立西崎小学校　上原　由衣

　私は、小学5年生の頃から教師という職業に強い憧れを抱いてきました。一つ夢を叶え、自信を持って教壇に立ったものの、いざ子ども達を前にすると、人として未熟である私が、教師として子ども達と関わってもよいのだろうかと、プレッシャーに押しつぶされそうになった4月のことを今でも思い出します。
　この1年間、自ら学ぶ姿勢を大切に、日々職務や研修に努めてきました。初任者研修では、教員としての心構えや、子どもたちとの向き合い方、生徒指導に関わる対応の仕方、授業力向上に向けた教材研究、指導方法等、多くのことを学ばせていただきました。
　しかし、時には生徒指導の対応や授業展開が上手くいかずに悩み、自分の未熟さを痛感し、落ち込むこともありました。また、先輩教師の授業を見て学んだことや、ご指導いただいたことを全て吸収し、学級に取り入れ、その姿に1日でも早く追いつこうと必死になり、空回りして、自分を見失ってしまうこともありました。そんなとき、私の心の支えとなったのは、「自分らしさを忘れずに、自分のできることからやっていこう」という指導教諭の言葉と、研修の度に顔を合わせる仲間の存在でした。志高く共に学び合う中で、自分にはない考えに触れ、学びを深めることができ、時には互いに悩みを打ち明け、励まし合ったことで、教師としてのやりがいや魅力を再認識し、また頑張ろうという意欲を抱くことができました。