4.透視度の測定方法
透視度とは?
透視度とは試料の透き通りの度合いを示すもので、水層を通して底に置いた標識板の二重線が初めて明らかに見分けられるときの水層の高さを表します。普通、単位は水層の高さ(cm)を”度”で表しますが、私たちは分かりやすいようにそのまま”cm”を用いています。
透視度計とは?
透視度は、透視度計を使って測定します。一般的な透視度計は長さ約32cmの比色管で、底の方に試料水を抜くための口がついており、5~10mmごとに目盛りをつけたものです。底には標識板をつけて用います。
透視度計の使い方
- 透視度計に試料水を泡立てないようにいっぱいになるまで注ぎ入れる。
- 上から覗きながら下のコックをゆるめて試料水を抜いていく。
- 標識板の十字がぼんやり見えてきたら少しづつ試料水を抜き、二重線になっていることが分かったところでコックを閉じる。
- 試料水層の高さ(cm)を読む。
参考文献
日本分析化学会北海道支部 編(1994)水の分析 第4版 化学同人
日本規格協会(1983)JISハンドブック公害関係
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 衛生環境研究所
〒904-2241 沖縄県うるま市兼箇段17-1
電話:098-987-8211 ファクス:098-987-8210
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。