沖縄の動植物
沖縄の動物
沖縄の中でも、特にめずらしい動物が住んでいる地域(ちいき)が、ジャングルでおおわれた西表島(いりおもてじま)と、山原(ヤンバル)とよばれる沖縄島北部です。大昔のままの自然が今でも残っているこれらの地域には、たくさんの動物たちのほか、イリオモテヤマネコ(JPG)やノグチゲラ(JPG)、ヤンバルクイナ(JPG)、ヤンバルテナガコガネ(JPG)などのように、世界中でここだけにしかいない、めずらしい動物たちがひっそりと生きのびています。
沖縄では、これまで、次のような約7,600種類の動物が記録されています。
- ほにゅう類:約30種
- 鳥類:約500種
- は虫類:約60種
- 両生類:約20種
- たん水・き水魚類:約200種
- こうかく類:約150種
- こん虫類:約6,500種
- 陸の貝類:約140種
沖縄の植物
沖縄は植物も豊富(ほうふ)で、ハイビスカスをはじめ、デイゴやブーゲンビレア、パインアップルに似た実をつけるアダンなど、2,000種以上が見られるといわれています。特に沖縄島北部や八重山(やえやま)の島々、南北の大東島などでは、他の県にはないめずらしい種類の植物も数多く見ることができます。
また、西表島(いりおもてじま)では、島全体を包みこむように森が広がっていて、まるで南アメリカやアフリカの熱帯のジャングルのようです。
西表島でよく目にする植物といえば、マングローブでしょう。マングローブは、海岸や、海に近い川の出口などに多く見られます。
しかし、マングローブとは、「ヒルギ」の仲間を中心とした林のことで、一つの植物の名前ではありません。
海水につかりながら広がるこの林は、魚やカニなどの小さな生物たちを育てることにも役立っていて、あたり一帯の環境(かんきょう)を整えるという、重要な働きをしています。
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