沖縄の自然について
一年中あたたかく雨の多い沖縄の気候(きこう)は、ゆたかで独特の自然環境(しぜんかんきょう)をつくり出し、いろいろな動物や植物を育ててきました。ここだけにしかいない種類も多いため、沖縄は「東洋のガラパゴス」ともいわれています。
沖縄は小さな島々からできていますが、大昔は中国大陸や日本列島ともつながっていました。そのため、いろいろな生き物たちが沖縄にもわたってきたのです。しかし、気の遠くなるような時間がたつうちに、沖縄はいくどか陸地と切りはなされたり、沈(しず)んだりをくり返して、南北に点々と続く島々となったのです。
沖縄に住む現在の生きものたちの多くは、もともと中国大陸からわたってきたものたちです。そして、長い時間がたつうちに、体を沖縄の環境(かんきょう)に合わせて変化させながら生きてきました。沖縄だけに住む動物や植物は、こうして生まれたのです。
「生物の宝庫(ほうこ)」ともいわれる沖縄の自然は、かけがえのない大切なものですが、こわれやすいものでもあります。私たちは、このゆたかな自然をいきすぎた開発から守り、大事に残していかなければなりません。
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