沖縄県福祉サービス第三者評価事業評価結果 島添の丘

ページ番号1006894  更新日 2024年1月11日

印刷大きな文字で印刷

基本情報

  1. 事業所名:児童養護施設 島添の丘
  2. 経営主体:社会福祉法人豊友会
  3. 所在地:沖縄県南城市大里字平良2300番地

第三者評価結果の概要

総評

特に評価の高い点

1.地域に根ざした施設づくりに取り組んでいる。

基本的支援方針の中で「地域に根ざした施設づくりに努める」とあるとおりに、施設として地域貢献活動(高齢者宅への配食サービスや年末等清掃ボランティア)に継続して積極的に取り組んでいる。「南城市大里新春もちつき大会」は、地域の恒例行事にもなっていて、毎年多くの地域住民が参加して実施されている(コロナ禍により直近年は中止であった)。地域に愛される施設を目指して活動を続けており、そのことが入所児童の自己肯定感の向上や社会性を育むうえでも良い影響を与えている。

2.実習生やボランティアの積極的な受け入れを行っている。

大学や保育士養成校等の実習生の受け入れを積極的に行っており、子どもとの継続的な関わりを維持するために有償ボランティアの導入にも取り組んでいる。福祉分野における人材の育成と確保の重要性に対して、施設として様々な工夫が行われている。

3.リービングケア・アフターケアが充実している。

自立支援プログラムの活用や外部講師による専門領域の講話(事故やSNSアプリの利便性や危険性についてなど)が提供され、リービングケアが充実している。OB・OG交流会が毎年開催されており、卒園生にとっては困ったときに相談できる場として施設と繋がる機会であり、在園生にとっても社会に出てからの実体験を先輩たちから聞く貴重な機会となっている。また、外部支援機関・者からの寄贈物品・食料等の一部を必要としている卒園生に配分するなども行っており、充実したアフターケアが提供されている。

改善を求められる点

1.職員一人ひとりの目標管理に向けた取り組みが望まれる。

施設長は、日頃から職員に声をかけ個人面接をして職員の意向や要望を把握するように努め、助言等を行っている。今後は従来の面接に加えて、職員一人ひとりの目標について、目標項目、目標水準、目標期限を含んだ目標管理シート等を作成し、職員が設定した目標をもとに定期的に面接するなど職員の目標管理に向けた取り組みが望まれる。

2.基幹業務の標準化に向けたマニュアルの追加整備が望まれる。

本体施設のユニット化を図り生活単位を小規模化したことで新人職員が増え、職員一人ひとりの成長が急がれる状況の中、入退職による職員の入れ替わりもあり、中堅職員が少ない職員構成となっている。今後は、ベテラン職員が実践し口頭で伝えている内容を標準的なマニュアルとして明文化し追加整備していくことで、業務に対する考え方や姿勢等を示し、基幹業務の標準化に繋げる取り組みが望まれる。

第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

第三者評価受審も3回目であり、今回も全職員に個別で自己評価をしてもらいました。自己評価をグループに分かれて項目ごとに着眼点について話し合いを行い、総合的に評価しグループの結果を最終評価として第三者評価を受審しました。受審する事で施設の現状と課題が明確になり、改善が必要となる項目については、今後努力する事で支援体制の向上に努めていきます。特に高評価をいただいた「地域に根ざした施設」施設運営を強みとして強化を図り、今回の受審評価結果を受けて改善が望まれる評価については改善を行い「子ども達の最善の利益」を考慮して質の高い施設運営に取り組んでまいります。

評価結果の詳細

第三者評価機関

一般社団法人沖縄県社会福祉士会

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

沖縄県 生活福祉部 福祉政策課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
電話:098-866-2164 ファクス:098-866-2569
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。