令和元年度有機フッ素化合物環境実態調査の結果(夏季)
概要
県では平成28年度の全県的なPFOS等の調査結果を踏まえ、比較的濃度の高かった普天間飛行場周辺の地点を中心にモニタリングを行い、普天間飛行場下流側湧水等でPFOS等濃度が高いことを確認してきました。平成30年度冬季調査からは新たに比謝川周辺、天願川でも調査を実施し、PFOS等濃度が高い地点を確認してきました。
令和元年度調査では、主にこれまで米国環境保護庁が設定する飲料水に関する生涯健康勧告治(70ng/L)を超えたことがある18地点を調査することとし、また、新たな有機フッ素化合物PFHxSを調査項目に加え、調査を実施しました。今回、夏季調査結果について、委託事業者より測定結果の送付がありましたので報告いたします。
なお、PFOS及びPFOAについては、国内において環境基準等が設定されておりませんが、米国においては飲料水中の生涯健康勧告値を70ng/Lと設定しています。
米国環境保護庁が設定した飲料水に関する生涯健康勧告値は、NOAEL(無毒性量:物質の毒性試験で有害な影響が認められなかった最大投与量)を元に、1日あたり2リットルの飲料水を70年間飲んで化学物質に暴露されると仮定して算出されています。PFOS、PFOA合わせて70ng/Lまでの濃度であれば、生涯(70年間)飲用し続けても健康への影響は予期されないとされています。
報告資料
- 結果報告書 (PDF 156.5KB)
- 別紙1 測定地点図 (PDF 524.8KB)
- 別紙2 水質分析結果(普天間飛行場周辺) (PDF 44.4KB)
- 別紙3 水質分析結果(比謝川周辺) (PDF 41.9KB)
- 別紙4 水質分析結果(天願川) (PDF 42.0KB)
- 【英語版(Result report, Sampling points, Result list)】 (PDF 622.4KB)
参考URL
- 環境省PFOS ファクトシート(国内等の動向について)(外部リンク)
- 環境省PFOA ファクトシート(ペルフルオロオクタン酸及びその塩 )(外部リンク)
- 米国環境保護局 ファクトシート(英語)(外部リンク)
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