BA.5対策強化地域への指定(期間:令和4年8月4日~9月16日)
国は、BA.5系統を中心として感染が拡大し、医療の負荷の増大が認められる場合に地域の実情に応じて、都道府県が「BA.5対策強化宣言」を行い、国はその自治体を「BA.5対策強化地域」と指定して、都道府県の取組を支援することを発表しました。
沖縄県では8月3日に過去最多となる6,180人の新規陽性者が確認されるなど、感染拡大の勢いは衰えていません。新規陽性者の増加とともに入院者数も増加し、医療機関のひっ迫が続いています。県全体における病床使用率は80%以上と引き続き高く、特に沖縄本島は90%を超えるなど、入院調整が非常に困難な状況となっています。
県では、医師会や重点医療機関、保健所などが連携してコロナ患者が発生した高齢者施設等を支援する取組を実施してきましたが、施設内で療養するコロナ患者は8月2日時点で1,801人、そのうち82人が酸素投与を受けており、全ての施設まで支援が行き届かない、非常に厳しい状況となっております。
県は、医療の厳しい状況を踏まえて沖縄県医療非常事態宣言を発出していることから、「BA.5対策強化宣言」は行わず、「BA.5対策強化地域」への指定のみを国に協議し、位置づけられたところです。
沖縄県は、8月4日の対策本部会議において、感染力が高まった変異株対策として「BA.5対策強化地域指定に伴う取組の拡充」を取りまとめ、感染防止対策に取り組んでまいります。
そのうえで、国の助言や支援を受けながら、さらなる医療ひっ迫の回避や検査体制の維持に努めてまいります。
取組の強化と県民・事業者の皆さまのご協力により、県内の人口10万人当たりの新規陽性者数は、8月2日時点の2,325人から8月28日時点では1,393人に減少し、病床使用率は8月2日時点の87.3%から8月28日時点では63.3%に改善しております。
しかしながら、新型コロナウイルスの流行は未だ高い水準にあり、コロナ治療を担う一部の医療機関においては、一次救急外来の停止や一般診療の外来を制限するなど、訪れる患者全てに対応することが困難な状況が継続しています。
沖縄県は、流行を抑え込み、医療のひっ迫を解消するため、当初8月31日までとしていた「BA.5対策強化地域」への指定を9月1日以降も継続し、感染防止対策に徹底して取り組んでまいります。
県民・事業者・来訪者の皆様におかれましては、医療のひっ迫状況にご理解賜り、引き続き感染対策にご協力をお願いします。
【参考】沖縄県対処方針
8月31日以前の対処方針は以下をご覧ください。
【参考】日々の感染状況
※日々の感染状況は、LINE公式アカウント RICCA(沖縄県新型コロナパーソナルサポート)でも配信しております。
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