八重山地域の概要
1 位置
八重山群島は、北緯24度2分~25度55分、東経122度55分~124度34分の範囲にあり、南西諸島の中でも台湾に近い南西端に大小32の島々で構成されており、与那国島は我が国の最西端に、波照間島は我が国の有人島の中で最南端に位置しています。
沖縄本島(那覇)から石垣島までの距離は約411kmあります。
2 面積
圏域の総面積は591.8k平方メートルで、全県面積(2,271.5k平方メートル)の約4分の1に相当し、西表島(289.27k平方メートル)は沖縄本島に次いで2番目に大きく、石垣島(228.91k平方メートル)は3番目に大きな島です。
八重山群島の有人島は12島で、石垣市1島、与那国町1島、竹富町10島からなっており、無人島は尖閣諸島を含めて石垣市に13島、竹富町に6島、与那国町に1島あります。
3 気候
八重山圏域は、亜熱帯海洋性気候に属し、石垣島の気温の平均値は約24度と暖かく、湿度は77.0%と高いです。八重山群島の周囲を流れる黒潮の影響により、年間を通して気温の変化は少なく、年間降水量は平均値は1300.5ミリ(石垣島)と多く、特に梅雨時期と台風時期に集中しており、この時期に降雨が少ないと干ばつになりやすい傾向にあります。
また、八重山群島は台風常襲地帯として知られ、毎年多大な被害を受けています。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
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平均気温(℃)1981~2010年 | 18.6 | 19.1 | 20.8 | 23.3 | 25.7 | 28.0 | 29.5 | 29.2 | 27.9 | 25.9 | 23.2 | 20.1 | 24.3 |
平均気温(℃)2015年 |
18.2 | 18.9 | 21.0 | 23.7 | 26.8 | 29.8 | 29.8 | 29.0 | 28.1 | 26.2 | 25.3 | 21.7 | 24.9 |
降水量(mm)1981~2010年 | 130.6 | 139.4 | 131.5 | 155.1 | 206.6 | 206.6 | 130.4 | 261.6 | 257.7 | 204.5 | 156.5 | 126.3 | 2061.8 |
降水量(mm)2015年 |
106.0 | 117.0 | 170.0 | 154.0 | 246.0 | 34.5 | 165.0 | 616.5 | 151.0 | 48.0 | 140.5 | 306.5 | 2255.0 |
4 産業
八重山圏域の産業別就業者数の推移を見ると、昭和50年には第1次産業就業者数が28.3%、第2次産業就業者数が20.5%、第3次産業就業者数が44.0%となっており、平成12年には、第1次産業就業者が、13.7%、第2次産業就業者が19.0%、第3次産業就業者が65.9%と第1次産業就業者が減少し、第3次産業就業者が増加しています。
第1次産業の減少の要因については、生産基盤の整備充実により経営面積の拡大や機械化が普及し労働の省力化が進んだこと、並びに他の産業との所得格差が拡大したこと等により、第1次産業就業者が第3次産業へと流出したためであると思われます。
昭和50年(就業者数) | 昭和50年(構成比) | 平成22年(就業者数) | 平成22年(構成比) | |
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総数 | 15,902 | 100 | 25,523 | 100 |
第1次産業 | 4,493 | 28.3 | 2,517 | 9.8 |
第1次産業 農業 | 3,812 | 24 | 2,150 | 8.4 |
第1次産業 林業 | 28 | 0.2 | 17 | 0.1 |
第1次産業 水産業 | 653 | 4.1 | 350 | 1.3 |
第2次産業 | 3,263 | 20.5 | 3,547 | 13.9 |
第3次産業 | 8,058 | 50.7 | 17,083 | 66.9 |
5 八重山の農林水産業について
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