沖縄の水事情
沖縄本島の用水供給は、国管理ダムから約70%を取水できるものの、河川から取水する割合が依然として少なくありません。そのため、小雨傾向が続くと河川からの取水が激減し、渇水になりやすい体質があるのです。
1972(昭和47)年の本土復帰当時は毎年のように給水制限が起こっていました。1981~82(昭和56~57)年には326日という全国最長の制限給水日数を記録し、最大の危機を迎えました。その後も、何度か危機に見舞われましたが、そのたびごとにどうにか乗り越えてきました。
しかし、その後の水資源開発の整備とともに徐々に改善されていき、平成6年以降、沖縄本島では給水制限を行っておりません。渇水におちいることなく、安定した水資源を確保することは、県民の暮らしと生命に直接関わるだけに、大変重要な問題だといえます。
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