住宅建設の動向
(1) 新設住宅着工統計数の概要
令和5年度の新設住宅着工の特徴としては、着工戸数は前年度比5.6%増の10,007戸となり、着工床面積は前年度比0.7%増の812,734平方メートルと増加した。
(2) 利用関係別着工戸数の推移
利用関係別に新設住宅着工戸数の推移をみると、これまで貸家は増加傾向で推移しており、持家は減少傾向で推移していた。平成19年度に改正建築基準法の影響によりすべての利用関係で大幅に減少した。平成22年度以降、総戸数は増加傾向にあったが、平成30年度以降、4年連続の減少となった。令和5年度の総戸数は、貸家・給与・分譲住宅の増加により令和4年度を上回った。
(3) 利用関係別一戸当たり床面積の推移
新設住宅における一戸当たりの床面積は、令和5年度は持家が110.3平方メートルと全国水準を下回り、貸家は57.9平方メートルと全国水準を上回る規模にある。平均床面積は、平成30度以降増加傾向にあったが、令和5年度は対前年度から減少した。
(4) 構造別個数の推移
構造別に新設住宅着工戸数の割合の推移をみると、全体に占める鉄筋コンクリート構造の割合が、令和30年度以降減少傾向にあったが、令和4年度は8年ぶりに増加に転じた。令和5年度は対前年度から減少した。
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