沖縄県の蝶「オオゴマダラ」

ページ番号1004570  更新日 2024年1月11日

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写真:沖縄県の蝶「オオゴマダラ」

写真:オオゴマダラのさなぎ


「オオゴマダラ」はタテハチョウ科の蝶で、日本の蝶としては最大種の1つです。白地に黒い斑(まだら)模様でゆっくり優雅に飛ぶのが特徴で、黄金のさなぎとともに県民によく知られ、親しまれています。

中琉球が分布の北限にあたること、沖縄の自然の豊かさの象徴として自然環境の保全・再生の普及啓発を図ること、沖縄県では広域分布種であり、広く県民に親しまれているという理由で「オオゴマダラ」が県の蝶に選ばれました。

県蝶制定の目的

沖縄県の優れた自然景観や生物多様性を支える自然環境の保全・再生の象徴として、県民に末永く愛され親しまれる本県の新たなシンボルとなる沖縄県の蝶を制定する。
制定を機に、沖縄独自の自然の豊かさへの理解を深め、県民一人ひとりが生き物との関りを持ち、沖縄の自然環境を守り育てる意識の向上につなげる。

沖縄県の生物多様性

沖縄県では、県蝶オオゴマダラの他にも集落、畑地から海岸、森林まで多様な環境において、リュウキュウアサギマダラ、コノハチョウ、フタオチョウ、ツマベニチョウ、シロオビアゲハなど約150種の蝶が確認されています。また、蝶以外にもさまざまな姿かたちをした昆虫類も多くみられ、さらには、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、イリオモテヤマネコ、ヤエヤマヤシ、オキナワセッコクなど多くの固有種や希少種が生息・生育し、生物多様性に富んだ豊かな自然環境が守られています。

オオゴマダラをはじめ、沖縄県には多種多様な生き物が生息・生育していることで、豊かな生態系が維持されています。食草の植栽や放蝶については、生態系への影響について熟慮いただき、安易に行わないことも大切です。

オオゴマダラの県蝶への制定を機に、沖縄が持つ自然の豊かさに目を向け、自然保護への理解を深めていただきたいと考えております。また、沖縄県の蝶「オオゴマダラ」を積極的に発信していただき、そのデザインを活用するなど周知にご協力いただきますようお願いいたします。

沖縄の生物多様性関連サイト

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