ハブについて
県内には危険な毒ヘビ(ハブ)が生息するため、ヘビに対し過剰な恐怖心を抱いている県民の皆さんは多いと思われます。
しかし、実際、皆さんが日頃遭遇するヘビの約半数は無害なヘビです。
ハブの習性や対策法について正しい知識を身につければ、ハブに対する過剰な恐怖心を軽くすることができます。
ハブ咬症防止運動(令和年6年9月1日~11月30日)
本県には、猛毒を持つハブが生息し、年間60件弱の咬症被害が発生しています。
近年、ハブ咬症による死亡者はほとんどみられなくなりましたが、未だ住宅敷地内でのハブの目撃・咬症事故が多い等、県民の日常生活に及ぼす影響は計り知れません。
ハブによる咬症被害は、私たちの注意によって未然に防止することができます。
県では、令和6年9月1日から11月30日までの間、ハブ咬症についての注意を喚起するとともに、草刈り、餌となるネズミの駆除等の環境整備を呼びかけ、ハブによる被害を未然に防ぐよう広く県民に呼びかけます。
ハブの習性
現在、県内に生息する毒ヘビで危険なものは、ハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、タイワンハブの4種類です。
ハブは夜行性で日中は穴などに隠れています。
産卵は、初夏に穴の中で行われ、誕生した赤ちゃんは既に毒をもっています。
また、ハブは冬眠すると思われがちですが、ハブを含めた県内に生息する全てのヘビは冬眠しません。
ハブを見かけたら…
- 離れることが可能な場合は、1.5メートル以上距離を置きましょう。
(ハブはジャンプできません。1.5メートル以上離れていれば攻撃範囲外です。) - 屋敷や畑等で見かけ、捕獲して欲しい場合は、各市町村のハブ対策担当課へ連絡し、捕獲してもらいましょう。
- 身の危険を感じ、緊急で捕獲して欲しい場合は110番をし警察へ捕獲してもらいましょう。
ハブの見分け方・対処方法
DVD「ハブに注意!被害対策で安心生活」を各保健所、県衛生環境研究所にて貸し出しています。
DVD動画は次のリンクからも視聴可能です!
リーフレット「ハブに注意!」は各保健所、県衛生環境研究所で配布しています。
次のリンクからPDFデータでダウンロードできます。
環境整備をして、ハブ咬症を未然に防ぎましょう
1 隠れ場所をなくす
- 石積みなどの穴を埋める。
- 不要な木材、産業廃棄物などは野積みせず片付ける。
2 侵入を防ぐ
- 屋敷や畑の周りをナイロン網のフェンスで囲む。
- 家の周りを高さ150cm以上の塀で囲む。
3 ゴミなどを放置しない
ハブの餌となるネズミやビーチャーが集まらないようにする。
4 空き地の適正管理
空き地やお墓などを所有、または管理をしている方は、雑草が伸びすぎないように、こまめに草刈りや清掃をお願いします。
ハブに咬まれたら
1 まず、慌てずに、ハブかどうかを確かめます。
ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3、4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
2 大声で助けを呼び、すぐに医療機関へ受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
3 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど、帯状の幅の広い布で、指が1本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15分に1回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
はぶ抗毒素常備医療機関
ハブ咬症時の県民及び観光客の安全・安心な治療環境を確保するため、治療薬であるハブ抗毒素を県内医療機関に配備しています。
沖縄県ハブ対策事業基本計画
この計画は、ハブ類による健康被害から県民、観光客等を守るための諸施策の方向を示したものであり、県、市町村及び県民の皆さまが、それぞれの役割分担のもと、ハブ対策を推進するため策定するものであります。
ハブ咬症被害発生状況について
ハブ駆除数について
お知らせ
市町村において、ハブ捕獲器等の貸し出しを行っています。
なお、数に限りがありますので、ご利用の際はお住まいの市町村までご連絡ください。
関連リンク
- 沖縄県衛生環境研究所
電話:098-987-8211 - 一般財団法人沖縄県公衆衛生協会(ハブ対策用具販売)
電話:098-945-2686
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 薬務生活衛生課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟4階(南側)
電話:098-866-2055 ファクス:098-866-2723
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