新型コロナウイルス感染症に関する家庭や職場での消毒方法
新型コロナウイルスの消毒には、手指などの消毒は消毒用エタノール(濃度70~85%)を、物の表面の消毒は次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)も有効です。
感染拡大防止のために、日常的に家庭内や職場内の手指がよく触れる場所を消毒しましょう。
※新型コロナウイルス感染症の感染経路
- 飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる感染
- 接触感染:ウイルスが付着した手で目・口・鼻を触ることによる感染
1 作業する人の準備
- マスク・ゴム手袋を着用しましょう。(使い捨てマスクがない場合は、ハンカチやタオルなどで代用)
- 眼鏡・ゴーグル等があれば望ましい。
- 作業着やエプロン等を着用しましょう。(衣類への付着による色落ち、皮膚への付着を防ぐ)
- 窓やドアを開放したり、換気扇を使い換気をしっかり行いましょう。
- スプレーボトル等での噴霧はしないでください。(ウイルスを飛散させたり、薬剤を吸い込む可能性があります)
2 次亜塩素酸ナトリウム消毒液の準備
次亜塩素酸ナトリウムは、一般的に家庭用漂白剤(濃度約5~6%)として販売されています。製品の「使用上の注意」をよく読み、以下を参考に用途に応じて使用してください。
消毒をする場所 | 希釈濃度 | 次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方 |
---|---|---|
ドアノブ、手すり、照明のスイッチ、机、椅子、エレベーターのボタン、トイレの流水レバーなど手指がよく触れる場所 | 0.05% | 水500mlに対し、漂白剤をペットボトルキャップ1杯(5ml)入れる |
体液等で汚れたトイレ・洗面所など | 0.10% | 水500mlに対し、漂白剤をペットボトルキャップ2杯(10ml)入れる |
- ※誤飲防止のため、消毒液の容器には「消毒液」であることを記載しましょう。
- ※消毒液は作り置きができません。1日に使う分を作り、毎日作りかえましょう。
3 手指がよく触れる場所を消毒する(上記2の「消毒をする場所」の例を参照)
- 使い捨てふきんやペーパータオル等に消毒液を含ませ、消毒したい場所を拭きましょう。
- 金属部位に使用した場合は、10分程度たったら水拭きしてください。(腐食・錆防止のため)
- ふきんやタオルの拭く面を変えながら、一方向に拭きましょう。
- 次亜塩素酸ナトリウムは手指の消毒には使えません。
- 消毒が完了したら、手をよく洗いましょう。
参考
- 新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)/厚生労働省(外部リンク)
- 新型コロナウイルス感染症に関する清掃・消毒について(2020年2月4日)/東京都健康安全研究センター(外部リンク)
- 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)/厚生労働省(外部リンク)
- 厚生労働省・消費者庁と合同で、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について取りまとめました/経済産業省(外部リンク)
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