3.普天間基地の概要

ページ番号1017463  更新日 2024年1月11日

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写真:普天間飛行場

1.所在地:宜野湾市

字宜野湾,字野嵩,普天間二丁目,字喜友名,字新城,字伊佐,字大山,字真志喜,字大謝名,字佐真下,字神山,字赤道,字中原,字上原

2.面積:4,806千平方メートル

単位:千平方メートル

市町村名 国有地 県有地 市町村有地 私有地
宜野湾市

359

93

109

4,246

4,806

3.主要建物及び工作物

建物

司令部、管理事務所、教会、消防舎、将校クラブ、ポンプ室、販売所、守衛所、管制塔修理工場、倉庫、ボーリング場、食堂、隊舎、格納庫、体育館、その他

工作物

滑走路(2,800m×46m)、誘導路、ヘリパッド、駐機場、レーダータワー、航空用ガソリンタンク、アンテナ、プール、変圧装置、保安柵、水道管、雨水配水管、舗装道路、照明装置、消火設備、貯油槽、送油施設、その他

4.米軍部隊名

  1. 管理部隊名:海兵隊太平洋基地司令部
  2. 使用部隊名:普天間飛行場司令部、第18海兵航空管制群、第36海兵航空群、その他

5.施設の現状及び任務

宜野湾市の中央に位置するこの施設は、第3海兵遠征軍第1海兵航空団第36海兵航空群のホームベースとなっており、ヘリコプター部隊を中心として58機の航空機が配備され、在日米軍基地でも岩国飛行場と並ぶ有数の海兵隊航空基地となっている。
この施設は、普天間海兵隊航空基地隊によって管理運営され、駐留各部隊が任務を円滑に遂行できるよう通信施設、整備・修理施設、部品倉庫、部隊事務所、消防署があるほか、PX、クラブ、バー、診療所等の福利厚生施設等の設備があって、航空機基地として総合的に整備されている。
第36海兵航空群は、この施設に各中隊を配備し、上陸作戦支援対地攻撃、偵察、空輸、などの任務にあたる航空部隊として同基地で離着陸訓練を頻繁に行っており、また、北部訓練場、キャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセン等の訓練場では、空陸一体となった訓練も行っている。

普天間飛行場常駐機種

所属機(58機)

  • 固定翼機(4機)
    • C-12 1機
    • UC-35 3機
  • ヘリコプター(30機)
    • CH-53E 12機
    • AH-1Z 12機
    • UH-1Y 6機
  • 垂直離着陸機(24機)
    • MV-22Bオスプレイ 24機

6.航空機墜落事故等について

普天間飛行場に所属する航空機墜落事故等の発生件数は、復帰以降、平成29年12月末現在で固定翼機15件、ヘリコプター100件の計115件となっており、復帰後の県内米軍航空機事故(738件)の約15%を占めている。

平成16年8月13日には、隣接する沖縄国際大学構内に、CH-53Dヘリコプターが墜落し、乗員3名が負傷する事故が発生している。

また、近年は同飛行場所属のヘリコプターによる事故が相次いでおり、MV-22オスプレイが平成28年12月に名護市東海岸沖合に、平成29年8月にはオーストラリア東海岸沖に墜落したほか、同年10月にはCH-53Eが東村高江の牧草地に不時着、炎上、12月にはCH-53Eが普天間第小学校の校庭に重さ7.7キロの窓を落下させる事故が発生している。

同飛行場にかかる主な航空機墜落事故等

  • 昭和48年8月の北部訓練場内の国頭村伊湯岳頂上付近にCH-46ヘリコプターが墜落し、乗員3人が死亡し、1人が行方不明となった事故
  • 昭和48年12月に西原村字小那覇の新築現場へCH-46ヘリコプターが墜落し、乗員4人が死亡し、1人が重傷を負った事故
  • 昭和50年6月にCH-46ヘリコプターが国頭村の安波ダム建設現場の工事資材運搬用のワイヤーロープに接触後墜落炎上し、乗員3人が死亡した事故
  • 昭和51年11月に那覇の西方約16km付近の海上にCH-53ヘリコプターがエンジン故障のため墜落し、乗員4人全員が行方不明となった事故
  • 昭和53年3月に北谷町ハンビー飛行場沖合150mにCH-46ヘリコプターが墜落し乗員4人が死亡した事故
  • 昭和55年10月に離着陸訓練中のOV-10ブロンコ観測機が滑走路上に墜落し乗員1人が死亡し、2人が重傷を負った事故
  • 昭和55年12月に通常訓練中に北部訓練場内にCH-46ヘリコプターが墜落し、乗員1人が死亡し、2人が重傷を負った事故
  • 昭和60年7月に辺野喜ダム上流付近にCH-53Dヘリコプターが墜落炎上し乗員4人全員が死亡した事故
  • 昭和63年10月にCH-46ヘリコプター2機が空中接触し1機が伊湯岳に墜落炎上し乗員4人が死亡した事故
  • 平成元年5月に糸満市喜屋武岬沖にCH-46ヘリコプターが墜落し乗員14人が行方不明となった事故
  • 平成6年4月にCH-46Eヘリコプターが離陸直後に滑走路上に墜落する事
  • 平成6年11月キャンプ・シュワブ内で演習中にUH-1ヘリコプターが墜落し乗員1人が死亡し、4人が重軽傷を負った事故
  • 平成10年7月にキャンプ・ハンセン内でUH-1Nヘリコプターが墜落し乗員4人が軽傷を負った事故
  • 平成11年4月に北部訓練場沖合にCH-53Eヘリコプターが墜落し乗員4人が死亡した事故
  • 平成13年6月に宜野湾市大山の住宅の隣にCHー53Eヘリコプターからパイロット用バッグが落下
  • 平成14年4月に普天間飛行場内で、CHー53Eヘリコプターから燃料補助タンク2個が落下
  • 平成16年8月13日に第31海兵遠征隊所属のCH-53Dヘリコプター(乗員3名)が、沖縄国際大学の指導に隣接した本館建物に接触し墜落、炎上し、建物の一部や周辺の樹木等が炎上または破損したほか、近隣の住宅等にも部品が屋内を貫通し落下する等、多大な被害を与え、乗員3名が負傷した事故
  • 平成26年3月5日にAH-1Wヘリコプターが沖縄の沖合で、揚陸艦デンバーへの着艦に失敗し破損した事故
  • 平成27年1月15日に出砂島射爆撃場水域でAH-1Wヘリコプターが、ミサイルランチャーなど約208Kgの部品を落下
  • 平成28年12月13日にMV-22オスプレイが名護市東海岸の沖合に墜落し、乗員2名が負傷した事故
  • 平成29年10月11日にCH-53Eが飛行中に火災を起こし、東村高江の牧場に不時着し、炎上した事故
  • 平成29年12月13日にCH-53Eが右側の窓(重さ約7.7kg)を普天間第二小学校の校庭に落下

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