沖縄型森林環境保全事業防除戦略検討委託業務成果集

ページ番号1010857 

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沖縄県は、本土、アジア大陸及び東南アジアの中間に位置し、亜熱帯海洋性の温暖な気候の下、一年を通してみどりの豊かな土地であり、多様性豊かな森林など沖縄固有の自然環境を有している。このようなみどりは、県土や自然環境の保全のみならず歴史・文化的な価値を有しており、観光産業の振興や地域の活性化に大きく寄与している。

一方で、沖縄の自然・景観を構成する樹木には、熱帯性や温帯性の病害虫が発生する可能性があり、これまでにも侵入病害虫によって甚大な被害を受けてきた(マツ材線虫病、デイゴヒメコバチ等)。本県経済活性化による人やモノの移動の増大は、病虫害の侵入・拡大リスクを飛躍的に高める副次的な作用がある。また、本県は台風の接近など自然災害にも頻繁に見舞われるが、これは、沖縄のみどりを劣化させる要因や、病虫害の流行を引き起こす誘因となりうるものである。したがって、本県において、新興・再興病虫害への対策はとりわけ重視すべき課題である。

本業務では、森林地域に甚大な被害をもたらすことが懸念されている松くい虫、ナラ枯病、南根腐病について、監視、調査を実施するとともに、より地域や被害状況に応じた戦略的防除方針として取りまとめることを目的とする。

以下に各年度の業務報告書と防除戦略検討委員会の資料等を公表します。

業務報告書

南根腐病発生マップ

普及啓発資料

見つけたらすぐ通報!

沖縄型森林環境保全事業では、松くい虫を重要な森林病害虫被害と位置づけており、松くい虫被害北端ライン付近で重点的な防除を実施しています。また、ナラ枯れについては、被害は顕在化していないものの、被害の発生が懸念されることから監視・調査を実施しています。

県民の皆様におかれましては、下記の表の区域で松くい虫被害やイタジイの枯死があった場合はメールでの通報をお願いします。通報の際には、枯死した樹木の写真や大まかな情報もあわせて通報ください(緯度、経度が分かればメール本文に記載下さい)。

病虫害名 通報をお願いする区域
松くい虫 国頭村、大宜味村、伊平屋島、伊是名島、伊江島、久米島、石垣島、宮古島
ナラ枯れ 国頭村、大宜味村、東村、名護市

メール: aa048210@pref.okinawa.lg.jp

参考資料

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 農林水産部 森林管理課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟9階(南側)
電話:098-866-2295 ファクス:098-868-0700
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