水質保全対策事業

水質保全対策事業（耕土流出防止型）

本県の気候や営農形態、細粒分の多い赤土等の特性を踏まえた農地からの赤土等流出防止対策として、グリーンベルト設置やマルチング栽培等の営農的対策と、ほ場の勾配修正、排水路・沈砂池整備等の土木的対策を併せた総合的な対策を推進する。
事業内容は以下のとおりである。

• 農地農村整備課

1. 勾配修正：農地からの土壌流亡を低減させるためほ場面の勾配を抑制する
2. 承水路（排水路）：農地又はその背後地からの流水を除去施設に導くための水路
3. 沈砂池：流入した濁水を池内で貯留させ、土砂等を除去するための施設
4. 法面保護：農地又はその背後地の法面からの土壌流亡を防止するため法面を保護する
5. 畦畔工：農地からの土壌流亡を低減させるため、ほ場内に畦を造成する
6. グリーンベルト：農地からの土壌流亡を低減させるため、ほ場端を植生する
7. 土層改良工：有機質（堆肥）等を表土に投入・撹拌することで、表土の団粒化を促進させ、農地の浸透能力を増進させる。
8. 暗渠排水工：暗渠をほ場下に埋設することで、農地の浸透能力を増進させ、ほ場表面から流出する濁水を低減させる。
9. 沈砂池の軽微な変更：既存沈砂池に安全施設・機能向上等の軽微な変更を実施することで、既存施設の効果を継続させるとともに、維持管理の効率性を向上させる。