沖縄らしく交流教育活動を行うための手引書

ページ番号1010798  更新日 2024年1月11日

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はじめに

本県の農山漁村地域においては、これまで新鮮な農林水産物の安定供給のみならず、豊かな亜熱帯の自然のもと美しい農村景観の提供、独自の伝統文化の継承等の多岐にわたり重要な役割を果たしてきました。

県では、多面的機能をもつ農山漁村地域の資源等を活かした都市と農村の交流促進に向け、「沖縄21世紀農林水産業振興計画」に基づき農山漁村地域の活性化に向けた「グリーン・ツーリズムの推進」に取り組んでいるところです。

グリーン・ツーリズムとは、「緑豊かな農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」と定義され、県内においても、他県では体験できない素朴な島の暮らし、特色ある芸能文化、また亜熱帯性気候特有の農林水産物を使った食文化などの体験・交流プログラムが魅力となっており、特に修学旅行生の体験学習を中心に交流人口が増加傾向にあります。

最近では、体験者のニーズも多様化し、また新たにグリーン・ツーリズム等に取り組む農林漁業者も増えつつあることから、体験者に対する安全対策など基礎的な知識や技能の向上が課題となっています。

このような中、県においては、平成25年度「グリーン・ツーリズム支援事業」において、グリーン・ツーリズムにおける課題を整理し、グリーン・ツーリズム実践者の資質向上及び人材育成を目的とした研修プログラムの検討、作成することとしました。

研修プログラムの作成にあたっては、各地区グリーン・ツーリズム協議会等組織代表の皆様との意見交換会を実施、またグリーン・ツーリズムの人材育成に実績のある一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構との連携を図り、各地区で研修プログラム実証研修会を開催、受講者からのアンケートにより改善し今般取りまとめたところです。

本書は、グリーン・ツーリズムに必要な事項を4項目に示した「グリーン・ツーリズム研修プログラム」と、特に修学旅行生の受入れに対応した質問形式での「沖縄らしく交流教育活動を行うための手引書」に分かれており、各地区で自主的に活用できる基礎的な内容となっております。

最後に、本書がグリーン・ツーリズム実践者の皆様の技能向上に活用され、地域全体の資質向上及びグリーン・ツーリズム推進の一助となれば幸いです。

平成26年3月

沖縄県農林水産部村づくり計画課

課長 新城 治

沖縄らしく交流教育活動を行うための手引書

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