農業制度資金を借入れるその前に
農業制度資金を借入れる際には、各融資機関の審査を受けることになります。
審査の内容によってはご希望通りの借入ができない場合があります。
また、「資金を借入れておしまい」ではなく、今後の計画も立てた上で、ご自身の経営状況を見直すことも必要です。
資金を借入れる前に(チェックポイント1)
- ご自身の過去の経営状況及び今後の計画について、明確なビジョンをお持ちですか?
- ご自身の農業経営に係るコストやご家族の生活費などを把握していますか?
- ご自身の経営状況に比べて過大投資になっていませんか?
- 制度資金を借入れることについて、ご家族や後継者の方と充分相談をされましたか?
資金を借入れる時に(チェックポイント2)
- 借入を行う融資機関とよく相談をしましたか?
- 「どの資金を活用するか、どのくらいの資金を借入れるか、期間をどのようにするか」よく検討しましたか?
- 作成した資料等をよく検討しましたか?
- 申込時に必要な書類に不備はありませんか?
資金を借入れた後に(チェックポイント3)
- 資金の償還日や償還額を念頭に置いていますか?
- 資金借入の際の計画と実際の状況を比較して、経営改善を行っていますか?
※上記は資金借入の際の心構えであり、それぞれに強制するものではありません。
農業制度資金を借入れる際の注意点
農業制度資金を借入れる際には下記の点に注意する必要があります。
- 同一の施設について、二つ以上の農業制度資金を併せて借入れることは出来ません。
- 貸付決定又は利子補給の承認の前に事業に着手した、または既に事業が完了している場合は、貸付対象にならない場合があります。
- 関係法令の制限等を受ける事業については、必要な手続きを完了してから申請してください。(農地法・農業振興地域の整備に関する法律・建築基準法など)
- 貸付金については、当初に計画した機械、施設等の支払い以外の用途への使用はできません。
- 支払先からは必ず領収書を取り、資金の返済が終了するまで大切に保管してください。
- 認定農業者、6次産業化法の認定(その他補助事業計画の認定)を受けたといって、必ず制度資金が借りられるわけではありません。融資審査等により資金借入が出来ない場合もあります。
- 資金の借り入れにあたっては、融資機関が計画内容及び返済の実行可能性等につき審査を行い、可否を判断します。よって、借り入れ対象者に該当しても、資金を借りられない場合があります。
- 申請書の作成から実際の借り入れまで2~3ヶ月かかります。資金が必要な時機を考えて、なるべく早めに融資機関・関連機関へご相談ください。
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