令和5年度公益財団法人JKAの補助事業による導入機器の紹介
令和5年度の公益財団法人JKAの補助事業を活用して「デザインシステム一式」、「CAEシステム一式」を導入しました。
デザインシステム一式
デザインシステムは、工業デザインに要するソフトウェアおよびその出力/加工機器で構成されるシステムとなっており、図面やグラフィックワークの設計/制作から試作までをシームレスに行うことができます。
需要が拡大し続けている3D用途にも対応しており、県内中小企業へのデジタルツールの活用促進のほか、製品開発の迅速化や感性的デザインによる製品の高付加価値化に活用できます。
|
ワークステーション |
2D出力機 |
2D加工機 |
3D出力機 |
---|---|---|---|---|
メーカー/型番 |
Apple Japan 合同会社 |
セイコーエプソン株式会社 |
株式会社システムクリエイト |
Formlabs株式会社 |
主な仕様 |
SoC:Apple M2 Ultra メモリ:192GBユニファイド |
インク:10色顔料、独立型インク |
レーザー出力:130W |
造形方式:光造形(LFS) |
その他 |
アプリケーション
|
ロールペーパーユニット |
制御用PC(3DCAD/CAMソフト)
|
使用可能材料
※制御用PCは2D加工機と兼用 |
CAEシステム一式
CAEシステムは、構造解析や流体解析を行うソフトウェアおよび、その稼働に必要なワークステーションで構成されており、コンピューター上で装置などに発生する応力や、水や空気などの流れの予測(シミュレーション)ができるシステムです。
大規模モデルや構造と流体が相互に作用し合う現象の解析(連成解析)なども可能となっており、実物を試作するよりも低コストで安全に製品の品質を向上させることができます。
- メーカー
- アンシス・ジャパン株式会社
- 型式
- ANSYS2023_R1
- 機能
- 構造解析、流体解析、流体構造連成解析など
2023年度自転車等機械振興補助事業
1.補助事業の概要
沖縄県では、県民が望む将来像を『沖縄21世紀ビジョン』とし、実現に向けた基本計画を策定して、産業の振興に取り組んできました。しかし、経済面での全国との乖離は未だ残っており、自立的発展を可能とするために、生産性の向上や域内自給率の向上が課題となっています。そこで県では、令和4年5月に「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」を策定し、その基本施策として「地域を支える第2次産業と県産品の振興」を掲げ、域内自給率を高めるものづくり産業の高度化や、ものづくりを支える基盤・技術の高度化とサポーティング産業の振興に取り組んでいます。
今回の補助事業では、県内製造業の発展および基盤技術の強化を目的に、沖縄県工業技術センターに機器を導入し、県内製造業の技術導入促進と新規分野開拓を図ります。
2.予想される事業実施効果
- 県内製造業の新規技術導入を促進し、技術力を底上します。
- 県内に新たに進出してきた企業のサポートが可能となり、さらなる企業・新規分野の進出を呼び込みます。
- 上記の効果により、進出企業と既存企業の連携を生み出し、県内産業の好循環を生み出します。
3.本事業により導入した設備
- デザインシステム一式
- CAEシステム一式
設置場所
沖縄県工業技術センター(うるま市州崎12-2)
沖縄県工業技術センター(うるま市勝連南風原5192-30)
4.事業内容についての問い合わせ先
沖縄県工業技術センター 機械・金属班(098-929-0111)
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 商工労働部 工業技術センター
〒904-2234 沖縄県うるま市州崎12-2
電話:098-929-0111 ファクス:098-929-0115
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。