環境
環境保全・環境保護
儀間川総合開発事業は、沖縄県島尻郡久米島町の儀間川水系儀間川に儀間ダムを建設するもので、主な事業区域は儀間ダム及び材料山周辺です。
(ダム堤体、材料山、連絡道路、材料仮置場など、当該事業に関連した主な施行区域が含まれる範囲)
久米島は美しい珊瑚礁の海に囲まれ、ほぼ全域が沖縄県立自然公園に指定されており、島には固有の動物や植物が多くみられます。
事業実施区域やその周辺には、主にサトウキビ畑や耕作地が広くみられ、森林植生(リュウキュウマツ群落、イタジイ群落)等や海岸低木材(オオハマボウ群落、アダン群落)等が分布し、儀間川河口や海岸部には、海浜植生や塩湿地植生、湿性植生がみられます。
また、全体で動物1002種、植物618種が確認されており、そのうち貴重種は動物88種、植物32種が確認されている。
森林等の環境には、リュウキュウヤマガメやクメジマハイ、河川やダム湖、池等の水辺環境にはミサゴやサギ類の鳥類や島固有のクメジマボタルやキクザトサワヘビ等が生息し、多種多様な生態系が構成されています。
貴重な動物・植物の保護
工事区域内の貴重な動物や植物を保護するため、基本的に自力移動を促すが、植物や捕獲が必要なものは人の手で移動・移植します。
工事中における作業員への徹底
工事作業員に対し、下記の内容を周知徹底します。
- 林内への影響を避けるため、工事区域以外には立ち入らない。
- 動物や草木の採集禁止
- 工具用品やゴミは捨てない
- 火気の取り扱い注意
- 伐採作業時、工事区域外での無用な伐採禁止
- 建設機械稼働時、空ぶかしを避け、待機時にはこまめにエンジンを停止する。
貴重な動植物を発見した場合の処置
動物
工事区域以外へ自力移動を促す。
自力移動が困難なもの(巣・卵・ヒナ・負傷した動物)や死骸を発見した場合は、作業を一時中断し、現場代理人等へ連絡し指示を仰ぐ。
植物
発見場所での作業を一時中断し、現場代理人等へ連絡し指示を仰ぐ。
工事作業員には貴重種手帳を配布し、保護対象の動植物を確認できるよう努めています。
貴重動植物手帳
ダム事務所では、儀間ダム建設工事に際して、工事区域及びその周辺に生息・生育する貴重な動植物の保護を図るために、「貴重種動植物手帳」を作成しました。
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 土木建築部 南部土木事務所
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