河川海岸班 河川
北部管内には、特に県民生活に重要な26水系40河川が県知事管理の2級河川に指定されています。
近年は、河川の生態系に配慮した「多自然川づくり」が進められています。
多自然川づくりとは
- 自然が持つ多様性を遵守すること。
- 自然条件を規定する良好な水辺と水環境を保全かつ創出すること。
- 生態系が孤立しないよう水と緑でネットワークすること。
など、単なる自然保護ではなく積極的に自然を再生しつつ水辺づくりを進めるという考えを基調としています。
親水性に配慮した川づくり
屋部川(名護市)
事業概要
- 全体改修区間
- L=3,250m
- 事業年度
-
昭和49年度~令和6年度
- 全体事業費
- 8,947百万円
- 進捗率
-
94%(R4.3時点)
水辺に親しみやすいように緩傾斜護岸の整備を行ったのち、浸水被害を軽減するため、稼働掘削を行っています。
西屋部川(名護市)
事業概要
- 全体改修区間
- L=1200m
- 事業年度
- 平成13年度~令和8年度
- 全体事業費
- 4,200百万円
- 進捗率
- 70%(令和4年3月時点)
多自然川づくりを進め、瀬と淵の再現整備を行っています。
我部祖河川(名護市)
事業概要
- 全体改修区間
- L=3,370m
- 事業年度
- 昭和56年度~令和8年度
- 全体事業費
- 5,285百万円
- 進捗率
- 85%(令和4年3月時点)
河川沿いにある住宅、道路等への洪水被害を防止するため河川を拡幅し、自然の川のように瀬や淵が形成される川づくりを進めます。
ゆたかな河川環境を再生するために
事例
本事業では、生態系の保全・再生を考慮して、河岸防護対策として河床に変化を与える水制工を設置し、侵食されている河岸を守るとともに、水制の先端部に淵が形成され生物の生息環境が生まれました。また水制背後の護岸には、植物と石材を用いた伝統工法の「段柵工」を採用し、粗朶や感潮帯に生息するマングローブ等の成長で安定した河岸の形成を図りました。
大保川(大宜味村)
水制工を設置することにより、生物の生息環境が生まれました。
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