平和を求める心

ページ番号1002710  更新日 2024年1月11日

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悲しい戦争を体験しただけに、平和を求めていこうとする気持ちが、沖縄県民には強くあります。

沖縄戦が終わった後も、アメリカ軍に27年間も統治(とうち)され、今なお全国の米軍専用しせつ(米軍だけが使っている基地)の約70パーセントが集中している沖縄だからこそ、世界に向けて平和をうったえていくことが大事だと考えているのです。

沖縄戦の最後、はげしい戦いが続いた糸満市(いとまんし)の摩文仁(まぶに)では、沖縄県平和祈念資料館(おきなわけんへいわきねんしりょうかん)や「平和の礎(へいわのいしじ)」が建設され、沖縄平和賞とともに沖縄から世界に平和を求める心を発信しています。

沖縄平和祈念堂(おきなわへいわきねんどう)

写真:平和祈念堂
(写真提供:OCVB)

1978(昭和53)年、沖縄戦の悲劇(ひげき)を二度とくり返さないよう、平和の強いいのりをこめてつくられたもの。建物の中には、沖縄出身の画家、山田真山(やまだしんざん)が18年の年月をかけて完成させた、平和祈念像が置かれています。

平和の礎(へいわのいしじ)

写真:平和のいしじ
(写真提供:OCVB)

沖縄戦が終わって50年目の1995(平成7)年、沖縄県民の平和を求める心を広くアピールし、世界平和に役立つことをねがってつくられました。ならべられた黒い石には、世界の平和を願い、沖縄戦などでなくなった約24万人の氏名がきざまれています。

沖縄県平和祈念資料館(おきなわけんへいわきねんしりょうかん)

写真:平和祈念資料館
(写真提供:OCVB)

2000(平成12)年4月に新しく開館しました。住民が体験した沖縄戦の様子や、戦争が終わって平和を目指す沖縄の人々のすがたをえいぞうや模型(もけい)を使いえがくことで、戦争のおそろしさや平和の大事さを訴えています。また、子ども・プロセス展示室は、親子や友だち同士で平和について語り合える場となっています。

沖縄平和賞

写真:平和賞


平和を求める「沖縄のこころ」を世界へ伝え、世界が平和になるために役立てたいと2001(平成13)年につくられました。沖縄と関わりの深いアジア太平洋地いきの人々が平和で幸せにくらせるように力をつくした個人や団体を表彰(ひょうしょう)するものです。受賞者へは、賞状と賞はい、副賞として賞金1,000万円がおくられます。

第10回沖縄平和賞は、特定非営利活動法人(とくていひえいりかつどうほうじん)国際協力NGOセンターが受賞しました。

沖縄平和賞についてもっと詳しく知りたい人は、下のページを見てね。

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