水生生物調査とは?
川を住みかとする生物には、きれいな水にしか住めない生物、汚い水でも生きていける生物等、川の水質に影響されるものが多くいます。
このような生物を調べることによって、その地点の川の水質を判定することを水生生物調査(リバーウォッチング)と呼んでいます。
1.水生生物調査の利点
- 水質の判定方法は、一般の人にも分かりやすいものである上、高価な器具や化学分析のような特別の技術を要しないことから、誰でも調査に参加できる。
- 現地で直ちに水質の判定ができる。
2.判定方法
川辺で生きものをつかまえて、水の汚れの程度を表す目安になる生きもの(指標生物)について調べることにより、その川の水質を4階級に分けます。
- きれいな水(水質階級Ⅰ)
- 少しきたない水(水質階級Ⅱ)
- きたない水(水質階級Ⅲ)
- 大変きたない水(水質階級Ⅳ)
3.指標生物とは
川の水生生物は酸素を吸って生きています。汚れている川では水中に溶けている酸素が細菌などによってたくさん使われることから、酸素の量が少なくなってしまいます。
酸素の量が少なくなるときれいな水にすむ生物はすめなくなり、汚れたところの生物が多くみられるようになります。このように、水の中に溶けている酸素の量とそこにすむ生物の関係から、その地点にすむ生物を調べることにより、水質など川の環境の状態が分かります。このように川の環境の状態を私たちに教えてくれる生物を『指標生物』といいます。
沖縄県では、県内に分布している25の指標生物を選んでいます。
水質階級と指標生物
きれいな水 水質階級Ⅰ
少しきたない水 水質階級Ⅱ
きたない水 水質階級Ⅲ
大変きたない水 水質階級Ⅳ
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