地震・津波の被害及び対策
地震・津波の被害
これまで宮古島地方で地震・津波により大きな被害が発生した事例としては、240年近く前に起きた明和の大津波があります。
1771年4月24日(明和8年3月10日)午前8時頃、石垣島南方40km付近で発生したマグニチュード7.4の地震は、大津波となって宮古・八重山地域を襲い、八重山群島で9.318人、宮古群島では2.548人の方が犠牲になりました。
石垣島では遡上高85.4mに達する記録的な大津波となり、宮古地域においても30mを超える波が来襲しました。
地震・津波の対策について
地震・津波の場合、発生から対応するまでの時間的余裕がなく、その被害予防については、日頃からの備えが重要になります。
日頃の対策
- タンスや家電製品などを壁などに固定し、地震発生時に倒れて怪我をしないようにしましょう。
- 地震対策の施されたガス器具や家電製品を使用するようにしましょう。
- 次のものを日頃から用意し、緊急時にすぐに持ち運べるようにしておきましょう。
- ※食料品、飲料水、薬、カセットコンロ(カセットボンベ)、携帯ラジオ、懐中電灯(乾電池)、衣類、貴重品など。
- ※また、浴槽や大きめのバケツなどに水を貯めておき、断水時の生活用水として利用できるようにしましょう。
- お住まいの地域の避難場所を確認しておきましょう。(場所が分からない場合は、市町村に連絡して確認しておきましょう)→宮古島市(電話:0980-72-3751)、多良間村(電話:0980-79-2011)
地震が発生したら
- 必ず火の元の始末をしましょう。(地震の被害は、火災による二次災害が大きいため)
- テーブルや机の下に身を隠しましょう。身近にない場合は布団などを身にまとい、周りに倒れそうなものがない場所に移動しましょう。
- 強い地震を感じたり、弱くても揺れがゆっくりだった場合は、急いで高台や近くの高い建物に移動しましょう。
- がけや地盤の弱いところ、高い建物のそば、自動販売機や塀のそばには近づかないようにしましょう。
- ラジオやテレビなどから、最新の地震・津波情報を入手するようにしましょう。
避難する場合
危険を感じたり、消防署、市町村などから指示があった場合に備えて、すぐに避難できるよう準備しておきましょう。
避難の際の注意
- 必ず火の元の確認を行いましょう。
- 荷物は最小限にとどめて、背中に背負うなど、とっさの事態に対処できるようにしましょう。
- できるだけ車の使用はやめましょう。
- 隣近所にも声をかけて、一緒に避難するようにしましょう。
- 地域内に体の不自由な方や高齢の方がいる場合は、地域で協力して避難の援助をしましょう。
- 津波警報解除、注意報解除、など危険が無いと宣言されるまで、勝手な行動はしないようにしましょう。(自己判断で家に戻り、津波に襲われた事例や余震により被害にあった事例があります。)
このページに関するお問い合わせ
沖縄県 総務部 宮古事務所
〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里1125
電話:0980-72-2551 ファクス:0980-73-0096
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。