麻しん(はしか)・風しん 【八重山】
麻しん(はしか)・風しん ゼロのために
麻しん(はしか)・風しんの予防において最も有効なことは予防接種を受けることです。
しかし沖縄県を含め全国的に麻しん・風しんワクチン(MRワクチン)の接種率は低下しており、接種率が95%未満の地域が増加しています。麻しん(はしか)・風しんの発生及びまん延防止のためには高い接種率を維持することが重要です。
沖縄県では、はしか・風しんに対する正しい知識の啓発と予防接種の勧奨を推進し、全ての子どもをはしか・風しんの脅威から守り、子どもの健やかな成長に資することを目的として毎年はしか・風しん“0”キャンペーン週間を実施しています。
令和6年度のはしか・風しん“0”キャンペーン週間は令和6年5月19日~5月25日に実施しました。
麻しん(はしか)について
麻しん(はしか)の症状・感染経路など
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる病気で、「はしか」とも呼ばれます。
感染力が非常に強く、また免疫を持たない者が感染するとほぼ100%発症するといわれ重篤な合併症を生じる場合もあります。
主な症状
- 発熱、咳、鼻水、発疹など
- 熱は2~3日持続し、一旦下がってから、また高熱が出るのが特徴です。
- 発疹は、熱が一度下がって再度発熱するのと同時期に現れ、顔から全身へ広がり、数日で消えていきます。
合併症など
- 肺炎、中耳炎、脳炎、まれに亜急性硬化性全脳炎(SSPE)など
- 先進国であっても、1000人に1人ほどの割合で死亡することがあります。
感染経路・予防方法
- 空気感染、飛沫感染(くしゃみなど)、接触感染
- 空気感染を引き起こすため、通常のマスクなどでは防げません。
- 予防のためには、ワクチン接種が重要です。
風しんについて
風しんの症状・感染経路など
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる病気です。
主な症状
- 発熱、発疹、リンパ節の腫れなど
- 大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされます。
合併症など
- 脳炎、血小板減少性紫斑病など
- 免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が感染すると、胎児が「先天性風しん症候群」となる可能性があります。
※「先天性風しん症候群」になると、胎児が難聴・白内障・心疾患などの障害をもつことがあります。
感染経路・予防方法
- 飛沫感染(くしゃみなど)、接触感染
- 予防のためには、ワクチン接種が重要です。
風しんの対策
風しんの追加的対策について
昭和37年4月2日~昭和53年4月1日生まれの男性は、公的な予防接種を受ける機会がなく、風しんに対する抗体が十分でない可能性があります。そのため、この世代の男性を対象に、風しんの抗体検査とワクチン接種を補助する事業が実施されています。詳しくはリンク先をご確認ください。
クーポン券を利用して抗体検査・予防接種を受けることができる医療機関については、厚生労働省のホームページに掲載されています。詳しくはリンク先をご確認ください。
沖縄県風しん抗体検査補助事業について
沖縄県では、妊娠を希望する女性とその配偶者及び同居人に対して「風しん抗体検査」の費用を一部助成する事業を行っています。(こちらは上記の風しんの追加的対策とは異なり、ワクチン接種の費用助成はありません)助成の対象者や内容、問い合わせ先など詳しくは次のリンク先からご確認ください。
麻しん(はしか)・風しんの予防接種について
麻しん(はしか)・風しんは、どちらも予防接種によって防ぐことのできる病気です。
麻しん(はしか)と風しんのワクチンを組み合わせたMRワクチンの定期接種が行われています。
MRワクチンの接種時期は「1歳~2歳の間に1回接種」「就学前の1年間(5歳~7歳未満)に1回」です。予防接種スケジュールについては、下記のサイトが参考になります。
接種対象のお子さまがいる場は、忘れずに予防接種を受けましょう!
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 保健医療介護部 八重山保健所
〒907-0002 沖縄県石垣市字真栄里438
電話:0980-82-3240 ファクス:0980-83-0474
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。