第3回沖縄平和賞受賞者
沖縄・ラオス国口唇口蓋裂患者支援センター
沖縄(おきなわ)・ラオス国(こく)口唇(こうしn)口蓋裂(こうがいれつ)患者(かんじゃ)支援(しえん)センターは、沖縄県内(おきなわけんない)の開業(かいぎょう)歯科医師(しかいし)を中心(ちゅうしん)に1995年(ねん)に設立(せつりつ)されました。琉球大学医学部(りゅうきゅうだいがくいがくぶ)歯科口腔(しかこうくう)外科教室(げかきょうしつ)と協力(きょうりょく)して、ラオス国を中心とした東南(とうなん)アジア諸国(しょこく)での医療支援(いりょうしえん)活動(かつどう)をおこなっています。
今日(こんにち)、我(わ)が国(くに)においては、医療技術(いりょぎじゅつ)や制度(せいど)がととのい、口唇口蓋裂患者は誰(だれ)でも治療(ちりょう)を受(う)けることができるようになりましたが、アジア諸国では、貧(まず)しいために適切(てきせつ)な時期(じき)に十分(じゅうぶん)な治療を受けられない子供(こども)たちがたくさんいます。
支援センターは、沖縄県(おきなわけん)の歯科(しか)医療技術(いりょうぎじゅつ)が進歩(しんぽ)した今(いま)こそ、困(こま)っている人々(ひとびと)の役(やく)に立(た)ちたいと、2001年から日本口唇口蓋裂協会(にほんこうしんこうがいれつきょうかい)の協力を得(え)て、世界(せかい)で最(もっとも)も貧しい国(くに)であるラオス国で支援活動をおこなっています。
これまでに、多(おお)くの口唇口蓋裂患者に対(たい)して無料(むりょう)で手術(しゅじゅつ)をおこい、ラオス国の医療スタッフに技術を教(おし)え、歯科(しか)医療用器具(いりょうようきぐ)を贈(おく)るなどしています。また児童(じどう)歯科(しか)保健指導(ほけんしどう)のプロジェクトも積極的(せっきょくてき)におこなっています。
これらの活動は、口唇口蓋裂により生活(せいかつ)に支障(ししょう)をきたし、社会的(しゃかいてき)に差別(さべつ)を受(う)けている人々に希望(きぼう)を与(あた)えるとともに、社会参加(しゃかいさんか)を促進(そくしん)しています。
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