国際交流員の声(2020年3月)
自己紹介
Nice To Meet You! (お会いできて嬉しいです)
自己紹介が大変遅れてしまい申し訳ありませんが、私は去年の8月に交流推進課に着任しました米国交流員フラナガン・シオンと申します。今月の国際交流員の声を担当しております!
最近の活動などについてお話しする前に、すこし自己紹介をさせていただきます。
あらためまして、私は米国のニューヨーク州のニューヨーク市出身フラナガン・シオン「英:Sean Flanagan」です。私の地元では、日本人や日系人、日本に関係がある方が多かったので子供頃から日本の文化や言語などに強い興味を持っていました。
その「興味」をきっかけに、ニュージャージ州ホーボーケン市にある「日本語」や「日本語で」勉強が出来る国際的な高校に入学しました。そして、高校を卒業し、日米関係に貢献したいと思った私は、日本文学と国際関係の専門のマサチューセッツ州立大学アマースト校、そして、東京の三鷹市にある国際基督教大学(ICU)に進学してきました。
Fun Fact! :マサチューセッツ大学の第3代学長はウィリアム・スミス・クラーク博士でした。
大学では言語学と政治学を研究することにより沖縄と初めて出会い、興味を持つようになりました。特に、沖縄県内で英語と日本、それに、うちなーぐちとの接触により誕生した混合言語です(このトピックについてもっと知りたい方は是非ネットなどで調べてみてください)。さらに、家族と友達の中で、沖縄滞在歴のある人や沖縄との関係がある人もいますので、沖縄に派遣されたことは「運命」だとものすごく強く感じています。沖縄にいる間に沖縄に関する理解を深めることだけではなく、アメリカ人として沖米相互理解を深める架け橋になりたいとおもっております。これから全力で頑張りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
活動報告
最近、仕事の上で、様々な人々や団体と関わっていますが、これまでに一番印象に残ったのは11月3日から12日まで豪州への出張です。
沖縄県の芸能指導者派遣事業に伴い、豪州のシドニー市に行き、シドニーの沖縄県人会が主催した「くくる祭Okinawa Soul Festival」でエイサーや三線など、伝統芸能指導ワークショップを行いました。その中で、私は地元の人とよりスムーズにコミューニーケーションをとるため、「日英・英日」通訳や翻訳を担当する者として同行しました。また、イベントの本番で司会役をさせていただきました。沖縄から豪州に到着した日から県人会のメンバーと一緒に毎日朝から晩まで、くくる祭の準備や、練習をしました。みんなさんが一生懸命努力した結果「Sidney Okinawa Soul Festivalくくる祭」は大成功でした。
シドニーの文化と街案内
到着した夜、県人会のメンバーがシドニーの人気観光スポット、シドニーハーバーブリッジとシドニー・オペラハウスを案内してくれました。
個人的にずっと見たかったのはシドニー・オペラハウスでした。何回も、映画や写真で見たことありますが、現実にみるのは全く異なりました。一言で表すると、「印象的」でした。是非シドニーに行く機会がありましたら、行ってみてください。
見学の後は、県人会のメンバーと地元の人と豪州在住日本人と一緒にステーキを食べました!
とてもおいしいかったで~す!
ちなみにステーキの他、豪州の名物として知られているのはコーヒーです!
豪州では現地産コーヒー豆を材料に、豪州でしか飲めない特定なブレンドコーヒーを出すいわゆる「ブティックコーヒー屋さん」が流行しています。
そういったコーヒーについて少しショックをうけました。私はコーヒー、特にブラックコーヒーが大好きなので、伝説的な豪州のコーヒーをブラックでどうしても味をしてみたかったので、翌朝少し早起きをし、ホテルの隣にあるカフェーに行きました。日本のようにいつも通り「Can I have one large black coffee」(ブラックコーヒーを1つお願いします)とオーダーしました。。。。。。が不思議なことに私がオーダーしたことが相手に全然通じなかったのです。「聞こえなかったのか~」と思った私は、3回ぐらい「ブラックコーヒー」を繰り返しましたが、全然理解してもらえなかったのです。
この出来事が起こった後、「なぜ通じなかったのか」を豪州出身の方に訪ねてみました。彼によると、豪州人の意識で「コーヒー」は日本のように「コーヒー機」からでる「ドリップコーヒー」というものではなく、「エスプレッソ」を水割りして、ラッテのようなものを作るのです。これを聞いて私は非常にびっくりしました!コーヒーはどこへ行っても一緒だと思っていました。日本のブラックコーヒーと一番近いのは「ローンブラック」という粗糖と牛乳が入っていないラッテです。
非常に小さなことですが、その経験から、「あー、やはりここは自分の国とちがうよね」とすごく感じました。
感想
全体的な感想として、シドニー県人会の方がふるさとの沖縄から遠く離れているところで、様々な分野で活躍されていることと沖縄のアイデンティティー、文化、習慣や様々な活動を継承していることは素晴らしいことだと思います。これから、沖縄県の交流員として、世界中で活躍している県系人と関わり、沖縄文化を広める事業にもっと参加したいと思っております。
今回、非常に長くなりましたが、「国際交流員の声」はここまでです。
交流員フラナガン・シオンでした!次回お楽しみに!
関連リンク
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