「海から豚がやってきた」記念碑
はいさい ぐすーよー ちゅーうがなびら!
「海から豚がやってきた」の話を御存知でしょうか。知っている方も多いと思いますが、大筋は以下のような話です。
先の大戦で荒廃し、食糧難で耐え難い状況下にあった沖縄県に、遠くハワイの沖縄県系の皆様が募金で集めたお金で購入した豚550頭を送ったという話です。この話は、沖縄県民とハワイのウチナーンチュの堅い絆を象徴する出来事であると同時に、相互支援、相互扶助の精神を教えさとす逸話であります。
また、日頃から食していて、沖縄の代表的食文化の一つである、豚食文化を途切れることなく、今に定着させた史実でもあります。
これまで、この話は教科書やミュージカル、新聞記事などをとおして、広く県民に伝播しております。しかし、経年により風化させないためにも、この物語を継承し、後世に歴史と意義を形として残したいとの強い思いで、「海から豚がやってきた」記念碑建立実行委員会を発足し、平成28年3月5日にうるま市のうるま市民芸術劇場の敷地内に記念碑を建立しました。
七勇士の勇気と故郷愛
船に乗り込み、嵐や機雷の恐怖にも負けず故郷沖縄へ豚を届けたのは写真にある七勇士の県系人でした。彼らが数々の困難をものともせず、母県に豚を届けたのは、荒廃し食糧難で苦しむ古里を助けたい一心からでした。
その詳細は下記の碑文及び説明文でご覧になれます。県内の方はドライブや遠足で、県外の方は観光や修学旅行で沖縄にお越しの際は、ぜひうるま市民芸術劇場(地図は下記参照)を訪れ、記念碑を巡ってみてはどうでしょうか。
※英語版もご覧になれますので、英語学習にもご活用下さい。
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