沖縄の伝統芸能

ページ番号1027640  更新日 2024年3月1日

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南の島にちりばめられた麗しき芸を巡る

沖縄には歌があります。歌とともに育まれてきた、踊り、音楽、芝居があります。大小160の島々からなる麗しき南国リゾートは、一歩足を踏み入れると、芸能王国の横顔をのぞかせます。

古の王朝時代から沖縄の人々は、青い海を眺めながら詩を作り、砂浜を歩いて歌を歌い、照りつける太陽の下で踊り、三線を奏でてきたのです。

琉球舞踊、沖縄芝居、エイサー、組踊、沖縄民謡。南の島の日常に息づく、そんな伝統芸能の数々を、ゆっくりとご堪能ください。

沖縄の芸能

琉球舞踊

琉球舞踊は、沖縄で継承されている伝統舞踊で国の無形文化財に指定されています。琉球王朝の宮廷芸能として発展し、紅型の衣装と優雅な身のこなしで観客を魅了する女踊をはじめ、若衆踊、老人踊、二才踊と呼ばれる踊りの種類があります。

明治時代以降は民間にも広まり、伝統的な古典舞踊が受け継がれる一方で、庶民のくらしや感情を生き生きと表現した雑踊り、戦後に誕生した創作舞踊が、琉球舞踊の新しいスタイルとして確立しました。

琉球舞踊

沖縄芝居

沖縄芝居が誕生したのは、明治時代の中頃です。

庶民のくらしや悲恋を描き、セリフを歌で表現した、「歌劇」と、時代劇を中心に日常の方言に近いセリフで演じる「方言せりふ劇」の2種類があり、現在も大衆演劇として多くの人に親しまれています。

沖縄芝居

エイサー

夏の夜に響き渡る強烈な太鼓のリズムと「エイサー、エイサー」の掛け声とにぎやかな指笛、流れる汗をものともせずに踊る若者のエネルギッシュな姿は、沖縄の夏を彩る風物詩となっています。

エイサー

組踊

琉球王朝時代の18世紀初めに、玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)という踊奉行が、今でいうプロデューサーとなって、中国の使者(冊封使)を歓待するために創作した歌舞劇です。

琉球の歴史や古くからの言い伝えをもとに、これまで70点余りの作品が編み出されてきました。

組踊は能楽や歌舞伎などと並ぶ国指定重要無形文化財であり、ユネスコの無形文化遺産にも登録。日本を代表する古典芸能として、世界各国から訪れる人々をもてなしています。

組踊

沖縄民謡

人々の生活の中から生まれた民謡は、島や地域ごとにさまざまな歌が伝わり、庶民の間で歌い継がれてきました。

歌詞にもその土地ならではの方言が入って、独特の空気感や匂いまで感じられます。今もなお盛んに、新たな歌が創られています。

沖縄民謡

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