沖縄県水産業振興計画【令和6年2月改定】
うみんちゅ・うまんちゅアクションプラン
本県水産業の今後10年を見据え、海洋島しょ県としての特性を生かした持続可能な発展と漁業を取り巻く情勢変化に対応した水産業・漁村の振興に関する施策の着実な実現を図るため、「沖縄県水産業振興計画」を改定しましたので公表します。
(計画本文P.2)
1.計画の位置付け
本計画は、水産分野の任意計画として、水産業の現状と課題を整理し、「新・沖縄21世紀農林水産業振興計画(令和4年12月策定)」における水産業振興の方針と各課題に対応する施策展開や具体的な取組・事業を補完するためのアクションプランとなるものです。
(参考資料P.1)
2.振興の基本方向と施策展開
○ おきなわブランドの確立と生産供給体制の強化
沖縄型のつくり育てる漁業や資源管理型漁業の推進、安全な操業体制を確保するため、水産物の生産振興と安全操業できる漁場の確保を行います。
○ 県産水産物の安全・安定供給と消費者信頼の確保
品質表示の適正化、トレーサビリティの導入、衛生管理・品質確保を基本方向として、生産段階の品質管理の強化と表示の適正化の推進及び県産水産物の高度な衛生管理を推進します。
○ 多様なニーズに対応するフードバリューチェーンの強化
県産水産物の高付加価値化、輸出拡大、流通不利性の解消を図るため、輸送コストの低減対策及び総合的な流通の合理化、多様なニーズに対応する戦略的な販路拡大と加工・販売機能の強化、他産業との連携、地産地消等による消費拡大に取り組みます。
○ 担い手の確保・育成と経営力強化
関係団体・市町村等の連携、経営安定化・就労支援、多様な人材を確保するため、担い手の確保・育成、経営安定対策の充実、漁業団体の組織強化を支援し、力強い経営体づくりを目指します。
○ 水産業のイノベーション創出及び技術開発の推進
水産業の生産性向上と持続性を両立するため、スマート水産技術の導入やデジタル化を推進するとともに、多様なニーズや気候変動等に対応した品種の開発及び地域特性を最大限に生かした水産技術の開発と普及を行います。また、アジア、太平洋地域の島しょ国との技術協力や共同研究を行い、人材交流等を活発化することで、国際交流を推進します。
○ 成長産業化の土台となる水産業の基盤整備
価格形成力の向上、生産・流通コストの削減、輸出拡大に向けた機能強化、沿岸環境の保全、幅広い生産基盤の整備を基本方向として、水産物の生産性を高める生産基盤の高度化、漁村地域の強靱化対策に取り組みます。
○ 魅力と活力ある漁村地域の振興と脱炭素社会への貢献
漁業収入の向上とコスト削減、漁業活動以外の所得向上、人材確保・環境整備にあたっては、環境に配慮した持続可能な水産業の推進、地域資源の活用と域内循環の創出による地域の活性化に取り組むと共に、漁村地域が有する多面的機能の維持・発揮に必要な支援を行います。
(計画本文P.33~57)
3.計画期間
令和4年度から令和13年度までの10年間
※計画の折り返しとなる5年後(令和8年度)を目途に必要な見直しや変更等を行う
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
沖縄県 農林水産部 水産課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟10階(南側)
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