やんばる型森林施業推進事業の実施

ページ番号1010957  更新日 2024年1月11日

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現状

やんばる地域(国頭村、大宜味村、東村)は、森林が区域面積の8割を占める山村地域であり、古くから木材、木炭等の生産が営まれ、林業・林産業が暮らしや文化と深く関わり、地域振興を図る上で重要な役割を果たしてきました。
県内の木材需要は、平成20年に比べ約2倍に増加している一方で、林業の中核を担う国頭村の収穫面積が減少していることから、自給率が10.5%(平成20年)から3.9%(平成27年)にまで低下しています。
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島 世界自然遺産推薦書」が国際自然保護連合(IUCN)に提出されたことに伴い、やんばる地域における森林業は、環境保全と住民生活との共存を図っていくため、より一層の環境配慮が求められています。
これらのことを踏まえ、県では、やんばるの森林における自然環境の保全と環境に配慮した利活用を図るため、平成25年10月に「やんばる型森林業の推進-施策方針」を定めました。

目的

県は、この施策方針に基づき、これまで環境保全に配慮した森林施業として、グラップルやスイングヤーダを用い、集材距離100mまでの作業システムを構築してきたところです。
本事業では、平成29年度から平成31年度にかけて、100m以上の長距離集材の作業システムを構築するため、タワーヤーダを用いた実証試験に取り組むこととしました。

事業実施について

平成30年度は、国頭村楚洲県営林において、タワーヤーダ(高性能林業機械)を活用し、約0.42haの帯状伐採、環境調査等を実施しました。

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 農林水産部 森林管理課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟9階(南側)
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