沖縄の気候(きこう)

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気温

沖縄県は1年を通じて気温があたたかく、真冬でも10度以下になることはめったにありません。1年の平均気温は23.1度で、最高気温が30度をこえる日が年平均で100日以上になる年もあります。また、那覇(なは)市では、平均気温が20度をこえる月が、8カ月も続きます。

降水量(こうすいりょう)

那覇市を基準(きじゅん)とした年間降水量は約2040ミリです。月平均降水量も100ミリを下回ることがなく、他の県とくらべても降水量の多い地域です。特に5月から9月にかけては、梅雨(つゆ)や台風のえいきょうで雨が多くふります。

しかし、沖縄には森林が少なく、川も小さくて短いため、たくさんふる雨もすぐに海に流れ出てしまいます。そのため、人々は昔から水不足になやまされてきました。雨水を貯めたり、井戸(いど)をほったりしてきたのもそのためです。

現在(げんざい)は、ダムの建設(けんせつ)や、海水から真水(まみず)を「淡水化(たんすいか)しせつ」のおかげで、水不足もずいぶんへってきました。しかし、水を大切にしてきた昔の人達の気持ちや知恵は、これからも大切にしていきたいものです。

沖縄の台風

台風の通り道にあたることから、6~10月の間、沖縄には年平均で7~8回も台風が近づきます。その多くは7~9月に集中しており、長時間にわたって風雨がふきあれ、大きな被害(ひがい)が出ることもあります。

昔は家の周りをフクギという大きな木や、石垣で囲って台風にそなえていましたが、戦後になると、屋根を平らにしたコンクリートの家がたてられるようになりました。