沖縄市北部川崎川支流の上流部にある湿地帯等の有機フッ素化合物調査結果
県のこれまでの調査で、沖縄市北部にある産業廃棄物最終処分場内に溜まっている水等から高濃度のPFOS等有機フッ素化合物(以下「PFOS等」という。)が検出されたため周辺河川の調査を実施したところ、川崎川(天願川の支流)の当該処分場から離れた地点において、他の地点と比較して高い濃度で検出されました。
当該処分場とは別に何らかの汚染源があることが示唆されたことから、川崎川支流の上流部にある湿地帯の汚染状況を把握するため、令和4年2月に湿地帯内8地点でPFOS等の調査を実施したところ、7地点で環境省が定めた暫定指針値を上回る濃度のPFOS等が検出されました。
令和5年1月、湿地帯内7地点、周辺河川6地点で調査を行ったところ、湿地帯西側の地点で濃度が高くなっていること等から、汚染源となるPFOS 等は湿地帯西側からの表流水、あるいは地層中や旧谷地形(埋没谷)の底部を流れる地下水が湿地帯に湧き出すことによってもたらされている可能性が高いことがわかりました。
令和5年度は、湿地帯及び周辺河川に加えて地下水の調査を行いましたので、ご報告します。
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