熱中症とは
室温や気温が高い中での作業や運動により、体温の調節機能が働かなくなり、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、発症する障害の総称です。
熱中症を引き起こすおもな条件
- 環境
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に暑くなった、照り返し・輻射熱が強い - 身体
激しい労働や運動によって体内に著しく熱がたまる、暑い環境に体が十分に対応できていない
どのような場所でなりやすいか
- 高温、多湿、風が弱い、輻射原(熱を発生するもの)があるなどの環境下
- 工事現場、運動場、体育館、一般の家庭の風呂場や気密性の高いビルやマンション、窓を閉め切った車中など
どのような人がなりやすいか
- 脱水症状のある人(寝不足や欠食時、前の晩の飲酒など)
- 高齢者、幼児
- 肥満の人
- 過度の着衣
- 普段から運動していない人
- 暑さに慣れていない人
- 病気の人、体調の悪い人
熱中症の予防方法
水分補給はこまめにしましょう!
屋外労働や屋内外でのスポーツ時など、たくさん汗をかくときは、充分な水分と塩分を補給しましょう。
【例:スポーツドリンク、食塩水(1リットルの水に1~2gの食塩水を混ぜる)】
長時間の日光は避けましょう!
炎天下での長時間の作業や海水浴は避けましょう。
日傘や帽子で日光を遮りましょう。
暑さを避け、服装も襟元をあけるなど工夫をしましょう。
室内換気に注意しましょう!
室内でも油断は禁物!
適度な通風や冷房設備で、熱を逃がす工夫をしましょう。
熱中症になったときには
1.涼しい環境への避難
風通しの良い日陰やクーラーのある室内など、涼しい場所へ避難させる。
2.脱衣と冷却
衣服をゆるめるなどし、体からの熱の放散を助ける。
氷や水で首や脇の下、足の付け根などを冷やす。
3.水分や塩分の補給
冷たい水や、スポーツドリンクなどを与える。
(ただし、意識がはっきりしていない場合、経口での摂取は厳禁)
4.医療機関へ運ぶ
意識がはっきりしないとき、自力で水分摂取ができないときは、すぐに医療機関へ搬送する
重症度 |
症状/対処法 |
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熱中症重症度(1) | (症状)めまい、立ちくらみ、筋肉のこむらがえり (対処法)水分・塩分を補給しましょう。 |
熱中症重症度(2) |
(症状)頭痛、吐き気、倦怠感 自分で水分・塩分を補給できなければすぐに病院へ! |
熱中症重症度(3) | (症状)意識がない、高体温、けいれん、呼びかけに対する返事がおかしい、まっすぐに走れない歩けない (対処法)水や氷で冷やしましょう(首、脇の下足の付け根など) ためらわず、すぐに救急車を呼ぶ! |
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