熱中症とは

ページ番号1006284  更新日 2024年1月11日

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室温や気温が高い中での作業や運動により、体温の調節機能が働かなくなり、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、発症する障害の総称です。

熱中症を引き起こすおもな条件

  • 環境
    気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、急に暑くなった、照り返し・輻射熱が強い
  • 身体
    激しい労働や運動によって体内に著しく熱がたまる、暑い環境に体が十分に対応できていない

どのような場所でなりやすいか

  • 高温、多湿、風が弱い、輻射原(熱を発生するもの)があるなどの環境下
  • 工事現場、運動場、体育館、一般の家庭の風呂場や気密性の高いビルやマンション、窓を閉め切った車中など

どのような人がなりやすいか

イラスト:母と赤ちゃんがクーラーの前にいる様子

  • 脱水症状のある人(寝不足や欠食時、前の晩の飲酒など)
  • 高齢者、幼児
  • 肥満の人
  • 過度の着衣
  • 普段から運動していない人
  • 暑さに慣れていない人
  • 病気の人、体調の悪い人

熱中症の予防方法

水分補給はこまめにしましょう!

イラスト:飲み物を飲む人

屋外労働や屋内外でのスポーツ時など、たくさん汗をかくときは、充分な水分と塩分を補給しましょう。

【例:スポーツドリンク、食塩水(1リットルの水に1~2gの食塩水を混ぜる)】

長時間の日光は避けましょう!

イラスト:パラソルの下にいる人

炎天下での長時間の作業や海水浴は避けましょう。


イラスト:日傘を差す人

日傘や帽子で日光を遮りましょう。
暑さを避け、服装も襟元をあけるなど工夫をしましょう。

室内換気に注意しましょう!

イラスト:扇風機

室内でも油断は禁物!
適度な通風や冷房設備で、熱を逃がす工夫をしましょう。

熱中症になったときには

1.涼しい環境への避難

イラスト:クーラーの前で涼む人

風通しの良い日陰やクーラーのある室内など、涼しい場所へ避難させる。

2.脱衣と冷却

イラスト:氷で首を冷やしている人

衣服をゆるめるなどし、体からの熱の放散を助ける。
氷や水で首や脇の下、足の付け根などを冷やす。

3.水分や塩分の補給

イラスト:飲み物を飲む人

冷たい水や、スポーツドリンクなどを与える。
(ただし、意識がはっきりしていない場合、経口での摂取は厳禁)

4.医療機関へ運ぶ

イラスト:救急で運ばれる人

意識がはっきりしないとき、自力で水分摂取ができないときは、すぐに医療機関へ搬送する

重症度に応じた症状/対処法

重症度

症状/対処法

熱中症重症度(1) (症状)めまい、立ちくらみ、筋肉のこむらがえり
(対処法)水分・塩分を補給しましょう。
熱中症重症度(2)

(症状)頭痛、吐き気、倦怠感
(対処法)足を高くして休みましょう。水分・塩分を取りましょう。

自分で水分・塩分を補給できなければすぐに病院へ!

熱中症重症度(3) (症状)意識がない、高体温、けいれん、呼びかけに対する返事がおかしい、まっすぐに走れない歩けない
(対処法)水や氷で冷やしましょう(首、脇の下足の付け根など)
ためらわず、すぐに救急車を呼ぶ!

このページに関するお問い合わせ

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