性感染症(STI)対策
性感染症(STI)とは?
- 性感染症は、性的接触(性交やオーラルセックスなどの性行為)によって感染する病気の総称です。代表的な疾患名を下表に示します。エイズなども性感染症の一つです。
- STIとは、「Sexually(性的)Transmitted(伝染させる)Infection(感染症)」の略語で、訳すると「性感染症」となります。
- 性感染症は、男性に比べて女性の方が感染しやすく、症状は現れにくいと言われています。
- パートナーが未治療であれば、患者が再感染する恐れがあるためパートナーの治療は不可欠です。女性の感染者の場合は不妊症になったり、母体から子どもに感染することがあります。
主な性感染症
病名 | 症状 | 治療方法 |
---|---|---|
梅毒 | 性器の感染部に硬いしこりやかさぶたができ、リンパ節もはれるが自然に消える。数週間後に病原体が体中にまわり、全身にピンク色のぶつぶつが出来るが、これもしばらくすると消え潜伏期に入る。 治療せずに数十年経過すると、心臓、脳、神経がおかされて麻痺、錯乱、痴呆状態になる。 |
抗生物質の服用など |
性器クラミジア | 多くは無症状。男性は排尿時の痛み、女性はおりものの増加などが特徴。 | 抗生物質の服用など |
淋菌感染症 | 男性は排尿時の強い痛み、尿道口から膿が出るなど症状が明らかである。 女性は症状は軽いが、放置すると子宮内膜炎などを引き起こす恐れがある。 |
抗生物質の服用など |
尖圭コンジローマ | 男女とも外性器や肛門周辺などに乳頭状のイボができるが、痛みやかゆみは無い。 | 外科療法、塗り薬など |
性器ヘルペス | 感染した部位に水疱、潰瘍ができる。初感染の場合は強い痛みやかゆみを起こす。 | 抗生物質の服用など |
HIV感染症/エイズ | 感染から数週間以内に風邪に似た症状が出ることはあるが、自然に消えてしまい潜伏期に入る。治療しないとHIVが体内で増殖し、5年から10年で免疫力が低下してエイズを発症する。 | 抗ウイルス薬の服用など |
上記以外に、B型肝炎、トリコモナス膣炎、カンジダ、毛じらみ等も性感染症に含まれます。
予防するためには?
性感染症の予防には、きちんとコンドームを使用することが最も大切です。
避妊のために、ピルを飲んでいる方もいます。しかし、避妊効果はありますが性感染症は予防できません。自分や相手を守るためにもコンドームを適切に使用することが大切です。
性感染症は、適切な治療によりほとんどが完治します。
保健所での検査及び普及啓発の取り組み
1)保健所でのHIV・性感染症検査について
八重山保健所では、HIV、梅毒、クラミジア、肝炎(B型・C型)の検査が可能です。
相談や検査は匿名・無料で行えます。検査には事前予約が必要です。(完全予約制)
2)令和6年度世界エイズデー(パネル展)
毎年12月1日は「世界エイズデー」です。八重山保健所では下記のとおりパネル展を実施しました。
- 八重山合同庁舎 1階 石礁ホール
期間:令和6年12月2日(月曜日)~6日(金曜日) - 石垣市健康福祉まつり
期間:令和6年12月7日(土曜日)
3)令和6年度HIV検査普及週間(パネル展)
毎年6月1日から6月7日は「HIV検査普及週間」となっています。
八重山保健所では、下記のとおりパネル展を実施しました。
期間:令和6年5月31日(金曜日)~令和6年6月7日(金曜日)
場所:石垣市役所 1階エレベータ前ホール
関連リンク集
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電話:0980-82-3240 ファクス:0980-83-0474
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