沖縄県・福建省友好県省締結20周年記念事業

平成29年（2017年）、沖縄県と福建省が友好県省を締結して20周年の節目を迎え、両県省で様々な記念行事を開催しました。

福建省での記念行事

平成29年11月10日、福建省で行われた友好県省締結20周年記念祝賀会に、県から知事を筆頭に約110名が出席し、于偉国省長ほか多くの関係者とこの節目を盛大に祝いました。また、双方の芸能団による合同公演や沖縄観光物産展、経済交流セミナーを開催し、沖縄の文化や観光、物産、投資環境を福建の方々に発信しました。さらに、両県省の若者を集め「沖縄・福建若者交流会」を開催し、ワークショップ等を通して交流を深め、将来にわたるネットワーク構築を図りました。

今回の訪問では、経済特区に指定されている平潭島などの視察も行い、アジア経済戦略構想の実現に向け、多くのヒントを得ることができました。

県内での記念行事

11月20日、記念式典の開催に先立ち、両県省の交流をテーマとしたシンポジウムを開催しました。200名を超える多くの来場者の皆様に、食や空手といった身近なものを切り口に、双方の繋がりについて楽しく学んでいただきました。

11月24日、那覇市内で友好県省締結20周年記念式典・レセプションを開催しました。式典には、李副省長を始め、省政府関係者、福建省企業関係者、県内交流団体、経済団体代表者など約160名が出席し、友好を深めるとともに、次の20年を見据えたより一層の交流拡大を約束しました。

年が明け、平成30年2月4日、福建の文化体験イベント「ふっけんはっけん！」を開催しました。中国語絵本読み聞かせ、福建産烏龍茶の試飲、二胡の演奏、20周年パネル展等を通して、中国・福建の文化や沖縄とのつながりを紹介しました。

これらの事業の詳細については、以下のPDFファイルをご覧ください。

• 沖縄県・福建省友好県省締結20周年記念事業実施報告書 （PDF 326.1KB）

その他：中国大学生友好交流訪日団（第1陣）（地方間交流）の受け入れ

平成29年9月13日から16日までの間、外務省の「日中植林・植樹国際事業」により来日した中国大学生友好交流訪日団（第1陣）（福建省の大学生約50名）の地方間交流を、沖縄県・福建省友好県省20周年記念事業の一環と位置付け、受け入れました。 訪日団は、県立芸術大学での記念植樹のほか、県内の大学生との交流会などを行い、異文化理解を深めながら沖縄と福建の未来へと続いていく絆を構築しました。

沖縄県は、この度の友好県省締結20周年記念事業を機に、今後も多くの分野で福建省と協力しながら発展していきます。